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鶴岡

だだちゃ豆の季節です


HMTの井元淳です。東京は涼しいですね。

 1年間心待ちにしていただだちゃ豆の季節がやってきました!だだちゃ豆は種類にもよりますが、一般的な枝豆よりも収穫時期が遅めで、8月中旬が旬です。今年は天候不良のために少し生育が遅れているということで、早生でも出荷が8月5日からだったそうです。

最近では全国的に有名になってきたのでご存知の方も多いとおもいますが、だだちゃ豆とは鶴岡の特産物の枝豆で、茶色い毛に覆われていて見た目は不格好ですが、味は濃厚で甘く、その甘さはお菓子にもぴったりです。特に鶴岡の白山地区での栽培に適した農作物で、同じものを全く別のところで育てても独特の風味は出ないことから、古くから鶴岡で育てられているにもかかわらず、全国的に有名になったのは輸送網が発達した最近になってからのことです。


冨樫藤左エ門さんは、鶴岡の白山地区で500年続くだだちゃ豆農家の家系です。由緒ある家柄らしく、立派な門構えにかやぶき屋根のおうちで(ただし、河川の拡張工事でかやが手に入らなくなり、秋には建て替えてしまうそうです)、なんと敷地内に神社まであります!お父さんの俊一さんと奥さんがだだちゃ豆を、息子の俊悦さんがお米を担当されています。だだちゃ豆作りには大変なこだわりようで、畑には「有機栽培圃場」の看板がありました。俊悦さんも手間のかかる合鴨農法でお米を育てておられます。だだちゃ豆にもいくつかの品種があるのですが、冨樫さんの畑では白山、早生白山、甘露など、冨樫さんが納得した選り抜きの5品種を育てられています。山形大学の学生さんの研究結果によると、冨樫さんの畑のだだちゃ豆は畑や時期によらず、一定した品質のものが採れるのだそうです。

だだちゃ豆が一番おいしい期間はたった3日間しかないそうです。そのわずかな時をねらって収穫するのですが、「どうしてその日が一番おいしいって分かるんですか?」と尋ねたところ、俊一さん・俊悦さん親子そろって「そんなの見りゃ分かるよ~」とおっしゃっていたのが印象的でした。

羽田空港にも卸しておられるそうなので、ご出張の際には一度購入されてみてはいかがでしょうか?ただし、大人気で売り切れになってしまっていることが多いそうなのでお早めにどうぞ。

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メタボロ太郎なう

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