こんにちは、B&Mの大賀です。
昨晩、研究所に来られたゲスト(?)の記念写真です。ちょっと分かりにくいですが、アマガエルです。HMT研究所の裏手には田圃があるので、この時期は敷地内でしょっちゅうカレらと遭遇します。特に雨上がりの晩は普通に路上にいるので、踏みそうになった人間の方が慌てて避けています。
ところで、日頃から気になっていたのですが、
『カエルは動かない』
この撮影時もかなり接近して色々なアングルで覗き込んだのですが、まるで眼中に無いかのごとく動きませんでした。ちょっといたずらして軽くつついても相変わらずのノーリアクション。僅かに腹部のあたりが上下していましたが、あまりの不動っぷりに貫禄すら感じました。
そして、そんなカエルの傍らには、「きっと今頃こいつの体内では解糖系が停滞して省エネモードに…いやまて、そう見せかけて次に動くときのためにエネルギーを筋肉に輸送して、だとするとホスホクレアチンが…」なんてことを座り込んで延々と考えている私がいたりしました。
その晩、HMTの駐車場には約5分ほど不気味に動かない2つの物体が…今更ながらですが、誰にも見られなくて本当に良かったと思います。
そういえば、動かないカエルといえば『茹でガエル(※)』の諺を思い出しますが、そうやら実際にはそういった結果にならないのだとか。しかし、その検証実験というのはやっぱり…茹でちゃったんですよね。。東北も梅雨が明けて暑い日々が続いていますが、写真のカレは今ごろ茹らず元気に過ごしていることを願います。
※「2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対し、後者は水温の上昇を知覚できずに死亡する。」という喩え話から、人間は環境適応能力を持つがために、ゆっくりとした変化は、それが致命的なものであっても受け入れてしまう、という理論。