ゲノミクス

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遺伝的に太りやすい人が運動して意味があるか?

こんにちは、バイオメディカルグループの篠田です。

いくら食べても太らない人もいれば、お酒も飲まないし、食事も気をつけているのに太ってしまう人もいます。昨今のGWAS解析により、肥満と関連するアレルが発見されてきていますが、では、遺伝的に太りやすい人が運動して、どのくらい効果があるのでしょうか? 先天的に太りやすい人は、痩せることをあきらめたほうが良いのでしょうか?最新のPLoS Medicine誌の研究成果によると、そんなことはなさそうです。…

【研究者インタビュー】東京大学総括プロジェクト機構総括寄付講座「食と生命」 大谷りら特任研究員

東京大学総括プロジェクト機構総括寄付講座「食と生命」で脳卒中と妊娠期の栄養の関係について研究をなさっている大谷りら先生にお話をお聞きしました。大谷先生は「胎児期のタンパク質制限により生じる食塩感受性亢進の発現機序の探索」で2009年度ネスレ栄養科学会議の一般公募研究助成(分野A:健康な生活に寄与する食品・栄養に関する研究)に採択されていらっしゃいます。

胎児期の栄養改善によって、将来生活習慣病に罹る人を減らしたい

―初めに、研究課題について簡単に説明していただけますか?

生活習慣病など「成人の慢性疾患は胎児期にはじまる」というバーカー理論 は、21世紀最大の医学学説と言われています。胎児期の栄養状態が、出生後に影響するというものです。約30年前にバーカー博士が提唱したこの理論は、今では肥満、喘息、閉塞性肺疾患などで実証され、乳癌、子宮癌、前立腺癌、骨粗しょう症などのリスクファクターであると言われています。…

[第1回:マルチオミクス] ポストゲノムと次世代シーケンサー(後編)

バイオメディカルグループの篠田です。ポストゲノムがもたらした次世代シーケンサーについて・後編です。前編はこちらから。前編では次世代シーケンサー以前のシーケンシング法について触れました。後編ではいよいよ次世代シーケンサーについてです。シーケンサーの次世代化・超ハイスループット化はどのように実現されたのでしょうか?各社で方法は異なりますが、コンセプトは共通です。…

[第1回:マルチオミクス] ポストゲノムと次世代シーケンサー(前編)

バイオメディカルグループの篠田です。今回は、ゲノミクス、話題の次世代シーケンサーについてです。

次世代シーケンサの開発競争は激しく、ロシュの454、イルミナ社のGenome Analyzer、アプライド社のSOLiDなどが競っており、最新の情報に追いつくだけでも大変なように感じます。シーケンスやPCRの原理も各社で異なります。

しかし、基本となる「コンセプト」は、とても似通っています。…

メタボロ太郎なう

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