こんにちは、バイオメディカルグループの大賀です。連休はいかがお過ごしでしたか?人によっては、昨日から久しぶりのオフィス、という方もいらっしゃるでしょうか。長い休み明けには、何かと細々としたお仕事が溜まっているものですが、実は私、チリが積もった大きな悩みを抱えております。それは、文献チェック。
研究者の皆さんはよくご存知だと思いますが、米国国立生物工学情報センターの「PubMed」というサイトでは、「MEDLINE」という世界最大の医学(生物学)文献データベースの検索ができます。
また、ユーザー登録をしておくと前回の検索結果を覚えていて、それ以降に追加された同じ条件の文献を教えてくれます。ここでキーワードや条件を上手く登録すると、自分が興味をもつ分野の、最新の成果を常にフォローすることが出来ます。
さて、便利なこの機能ではありますが、世界中で数多くの科学誌が刊行されているこのご時世、キーワードの選択を間違うと(例えばdiseaseやgeneなど)、何十報、あるいはそれ以上の数の文献が毎日引っかかてきます。そうでなくとも、メジャーな分野では発表される論文数がケタ違いに多いわけで、少しの間チェックを怠ると、とんでもないボリュームを一度にカバーする羽目になってしまいます。
日頃はそうならないよう、暇を見つけてはコツコツと確認を入れている私ですが、この連休ですよ。
久しぶりに出社してMEDLINEを開いてみると、そこには休み明けのやる気を挫くのに十分な数字が表示されていました → そして現在に至る訳です。さすがに要旨を斜め読みするだけでも大変そうなので、ぼちぼち消化していきたい今日この頃です。
ところで、当然のようにメタボローム関連の検索キーワードを幾つか登録しているのですが、これの更新頻度が現在進行形でどんどん増えています。私が初めてメタボロームに興味を持った5年ほど前は、一ヶ月くらい放置しておいても、余裕で全てカバーできる程度だったのですが...
論文の発表数はその分野の広がりを反映するものですから、嬉しく思う反面、今後の自身のキャパシティを考えると、少し心配になってきます。そこは色々な分野の研究員がいるHMTですので、みんなで上手く分担&シェアして、メタボロミクスの最先端を幅広くカバーしていきたいと思っています。
このメタブログでも、他の研究員のエントリーが増えてきました。そのうち、目が離せないブログに、なりますよ。そのうちに。