HMTの井元淳です。最近はとにかく寒いですね。
11月26日、27日に食品分野の研究者の方々を対象に参加型メタボロミクスセミナーを行いました。定員を超える皆様に申し込みをいただきお断りせざるをえなかった方もいらっしゃったこと、大変申し訳ありませんでした。
今回は「メタボロミクスと微生物醗酵」と題し、代表的な醗酵食品であるヨーグルトを対象としたメタボローム解析を体験していただきました。サンプル調製からCE-TOF MSによる測定、測定データについてのディスカッション、バイオメディカルグループ マネージャー大橋によるセミナー、慶應先端生命科学研究所ラボツアー、懇親会での意見交換など、非常に充実した2日間でした。
セミナーは、参加者の方々の東北地方についてのエピソードを交えた自己紹介から始まり、終始和気あいあいとした雰囲気で進めることができました。
1日目はサンプル調製と測定を行いました。説明が始まると皆さん真剣な表情でメモを取られたり、予定の時間をオーバーするほど積極的に質問をされたりして、メタボロームに強い関心を持っていただいている方々にお集りいただけたことを感じました。
夜は場所を湯の浜温泉に移し、夕食の席でも皆さんから非常に興味深い話を聞くことができました。お酒もすすみ、あっという間に夕食の席は終わってしまいました。温泉休憩をはさんだ二次会にも一人も欠けることなく参加していただき、用意しておいたお酒がみるみるうちになくなってしまうほどの盛会となりました。
2日目はヨーグルトの測定データについてのディスカッションと質疑応答を行いました。メタボローム解析で得られる今まで見た事のない膨大な量のデータを目の当たりにし驚きながらも、積極的に技術的な質問やヨーグルトに関する専門的な話が飛び交い、参加していただいた方々とHMT社員にともに有益なディスカッションとなりました。この中ではカリキュラムへの改善点も何点か指摘を受けましたので、今後のセミナー生かしていきたいと思います。
HMTが主催する初めてのセミナーということで、不安もありましたが、参加者の皆様のご協力のおかげでスムーズに進めることができました。今年は初雪が早く、大変寒い中の開催になってしまったのですが、参加していただいた皆様、大変ありがとうございました。今回ご参加いただけなかった皆様も、またの機会にぜひご参加いただければと思います。