代謝制御

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いまアツいメタボローム解析とは? -代謝フラックス解析①

こんにちは、なんだかずいぶんお久しぶりですね。B&Mの大賀です。

鶴岡に来て3年目の今年、実は初めて、夏の盛りに実家がある関西に帰省しました。「庄内も夏になるとやっぱり暑いね~」なんて言っていましたが、なんのなんの~久し振りに味わう熱帯夜は「これが温暖化というヤツか?」と言わざるを得ない、記憶の中のモノとは桁違いの不快感...ああ、もう南国には住めない体になったのだ、とこちらで流れた時間(と失った体力)に思いを馳せる、今日この頃です。

さて、振り返れば早いもので、このメタブローグもかれこれ2年以上続いています。この僅か2年という期間で、メタボローム解析が活躍する分野は本当に大きく広がりました。以前からも折にふれて色々なメタボローム解析事例を紹介してきましたが、今回からしばらくの間、いま特にホット(だと大賀が勝手に思っているよう)なメタボローム研究分野を集中的に取り上げて、紹介していきたいと思います。…

[第4回マルチオミクス] ワールブルグ効果の再興―がんは代謝研究だった?

こんにちは、バイオメディカルグループの篠田です。今回はがんとメタボロミクスについてお話しします。

昨今、がんは遺伝子の病気ということになっており、例えばWikipediaで”がん(悪性腫瘍)“を調べると、

と最初に書かれています。…

『太く』短く生きるメカニズム

こんにちは、バイオメディカルグループの大賀です。

こちら研究所は、おかげさまで正月ボケを一気に吹き飛ばす程の忙しさです。昨年と比べてもメタボロミクスの受託サービスが格段に普及したことを肌で感じることができ、所員一同、嬉しい悲鳴をあげながら測定データや報告書とにらめっこの毎日です。今年も、さらに広がりゆくメタボロミクスへの需要と期待に応えるべく、昨年までにじっくりと積み上げてきたノウハウを生かして取り組んでゆきます。

さて、年が明けてはや半月、正月ボケはすっかり抜けたものの、年末の暴飲暴食とお正月のおもちで膨れてしまったお腹と食欲は、なかなか元に戻りません。雪のために、外で体を動かす機会が少なくなったこの季節、健康の為にも、栄養の摂取と消費のバランスには注意を払いたいところですが…昨年末、栄養摂取と寿命に関する幾つかの興味深い研究成果が発表されました。…

しぶとさの秘訣は腸内細菌

こんにちは、バイオメディカルグループの大賀です。

こちら鶴岡は、とうとう山頂付近に雪が積もっています! 山の下は相変わらずの雨模様ですが...以前に住んでいた関西では、この季節にこれほど雨が続くことはなかったので、風土の違いに驚く今日この頃です。 …

夏のたのしみ ― ビールのメタボロミクス

こんにちは、HMT の大賀です。なんだかご無沙汰しておりました。

こちら鶴岡では、庄内名物の「だだちゃまめ」が美味しい季節になりました。見た目は普通の枝豆なのですが、一口食べるとその濃厚な味わいにびっくりですよ。お取り寄せで味わうことも出来るようですが、できれば現地で夏の景色と一緒に楽しんでいただきたいものです。

さて、枝豆といえばそのパートナーは、やっぱりビールでしょうか。いやぁ、ビールが美味しい季節になりましたね。

ご存知の方も多いかと思いますが、ビールは酵母の醗酵、つまり代謝によって生み出される飲み物です。原料のでんぷんが分解されて小さな糖が作られると、酵母はそこから化学的なエネルギーを取り出すための代謝を動かします。

その際に、酵母にとっての副産物としてエタノールが作られるのですが、人間にしてみればこれこそが大いなる恵み。ビールが発見されたのは古代エジプトという説があるそうですが、その時代の人達にはそんな原理なんて分かってなかったでしょうね。醗酵食品の多くに当てはまるのことなのですが、初めてビールを口にしたチャレンジャーは、本当に偉大です。…

メタボロ太郎なう

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