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海外の話題

韓国メタボロミクス学会


営業・マーケティング本部の田中です。

 

新年度が始まりましたね。私は、近所の桜の木を見上げていたら、顔に毛虫が落ちてくるという、幸先の良いスタートを切りましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。気温の変化が大きな時期です。どうかご自愛ください。

4月の営業活動は、韓国出張から始まりました。

実は、韓国は、今まさにメタボロミクスへの関心が高まっている国で、HMTへの問い合わせがどんどん増えています。また、その学術成果も確実に実を結びつつあるようで、論文も続々と発表されています。

先日も、韓国科学技術院(KAIST: Korea Advanced Institute of Science and Technology)のお客様が、Natureに比肩する一流学術誌である、Scienceに論文*を発表されたという、嬉しいニュースが飛び込んできました(*Lee CK, et al., Science 363, 644–649 (2019))。

 

さて、今回の出張の目的の一つは、韓国メタボロミクス学会への出展です。

 

バナー名称:KoMetS 2019

(Korea Metabolomics Society 7th Annual Meeting)

日時:2019年4月4日~5日

場所:梨花女子大学校(Ewha Women’s University)

 

 

 

今回の学会では、韓国内外のメタボロミクスのエキスパートが一堂に会し、下記5つのテーマについて、発表と議論が行われました。

  1. 臨床におけるメタボロミクスとヒト疾患
  2. 植物メタボロミクス
  3. 食品と栄養
  4. マルチオミクスとバイオインフォマティクス
  5. 細菌叢とメタボロミクス

 

弊社にとっての大きな話題は、HMTの創業者である、慶応大学の冨田勝先生の招待講演があったことです。発表のテーマは、これまたHMTの原点の地である、鶴岡サイエンスパークでの研究開発と、そこから誕生した、メタボロミクスを基盤として設立された企業の紹介で、冨田先生に事前にお願いしたおかげか、うつ病診断マーカーの開発をはじめとするHMTの活動を、たっぷりとご紹介いただきました。講演後は、HMTの韓国における代理店である、Young In Frontier社(YIF)の展示ブースにお立ち寄りになり、気さくに記念撮影に応じてくださいました。

集合写真

 

 

左から、私、冨田先生、YIFDr. Kim Suk AmMr. Cho Minsok

その後は、冨田先生の発表を聞いて、ブースに来られたお客様もちらほら。韓国メタボロミクス市場の拡大と、HMTの知名度向上に、確かな手ごたえを感じつつ、韓国を後にしました。

 

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メタボロ太郎なう

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