今回は、東京大学総括プロジェクト機構 総括寄付講座「食と生命」で栄養と体の関係について研究をしておられる加藤久典先生にお話を伺いました。加藤先生の研究室には、2011年にHMTメタボロミクス研究助成を受賞された高橋祥子さん(コーヒー摂取による抗肥満・抗糖尿病効果の作用機序に関するメタボロミクスを用いた系統的検討)も所属していらっしゃいます。
―まず初めに、先生のご研究について簡単に説明していただけますか?…
こんにちは、B&Mの大賀です。昨日はひな祭り。女の子がいるご家庭は賑やかだったのではないでしょうか?雛壇がない我が家も、雰囲気だけということで、甘酒を楽しませていただきました。
まだ肌寒いこの季節に体を温めてくれる甘酒は、アルコールの代わりにたっぷりの栄養素を含んでいます。ブドウ糖、アミノ酸やビタミンBなど、点滴に使われる栄養剤と似た成分が豊富なことから、「飲む点滴」とも言われています。近年では「ジャパニーズヨーグルト」として海外でも消費され、日本が誇る健康食品の一つとして認知されているそうです。…
こんにちは、B&Mの大賀です。気づけばもう2月。実に一月ぶりの更新となってしまいました。
ここ最近は、雪に埋もれて冬眠を...ということは勿論なく、研究に、受託解析のレベルアップに、と相変わらずバタバタしておりました。
前回お知らせした「生活習慣モデル動物のメタボローム解析」に関する研究論文のオンライン版が入手できるようになりました(論文の詳細はHMTウェブサイトでご紹介しています)。年度末を控えて受託解析を検討中の皆様には、ぜひ一度ご覧いただき、メタボローム解析から得られる結果の参考としてご活用いただければ嬉しいです。…
こんにちは、B&Mの大賀です。先月まで「いまアツいメタボローム解析とは?」として代謝フラックス解析を取り上げてきましたが、今月からはタイトルを「いまクールなメタボローム解析とは?」に切り替えて、引き続きお届けして参ります。
さて、日本人にとって「秋」で思いつく単語といえば、やはり第1位は「食」なのだとか(gooランキング 他)。秋も深まったこの時節、我々の本能を支配する「食」へのメタボロミクスの取り組みに注目していきたいと思います。…
こんにちは、バイオメディカルグループの篠田です。
いくら食べても太らない人もいれば、お酒も飲まないし、食事も気をつけているのに太ってしまう人もいます。昨今のGWAS解析により、肥満と関連するアレルが発見されてきていますが、では、遺伝的に太りやすい人が運動して、どのくらい効果があるのでしょうか? 先天的に太りやすい人は、痩せることをあきらめたほうが良いのでしょうか?最新のPLoS Medicine誌の研究成果によると、そんなことはなさそうです。…
みなさま、あけましておめでとうございます。HMTの大賀拓史です。
年が明けてからはや2週間。ブログはともかくですが、お仕事の方はサボっていたわけではございません。
先週末は、東京で行われた日本成人病(生活習慣病)学会に参加してきました。発表の内容は糖尿病や高血圧、メタボリックシンドロームから認知症まで、幅広い疾患が対象となっていました。最新の研究結果や診断基準についての報告、また過去の大規模コホートに関しての評価・コメントを聞くことができ、それぞれの疾患分野の現状を理解する上で良い参考になりました。…