食とメタボロミクス

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【研究者インタビュー】東京大学総括プロジェクト機構 総括寄付講座「食と生命」加藤久典特任教授

今回は、東京大学総括プロジェクト機構 総括寄付講座「食と生命」で栄養と体の関係について研究をしておられる加藤久典先生にお話を伺いました。加藤先生の研究室には、2011年にHMTメタボロミクス研究助成を受賞された高橋祥子さん(コーヒー摂取による抗肥満・抗糖尿病効果の作用機序に関するメタボロミクスを用いた系統的検討)も所属していらっしゃいます。

―まず初めに、先生のご研究について簡単に説明していただけますか?…

いまクールなメタボローム解析とは? -食とメタボロミクス⑤

こんにちは、B&Mの大賀です。今年も残すところ僅かとなりましたね。一年を締めくくる準備は整ったでしょうか?秋から始めた、食に関するメタボロミクスの研究紹介ですが、こちらも今回で締めくくりにしたいと思います。最後のテーマは、この季節、特にお付き合いが増えた方もいらっしゃるのでは?「お酒」に関する最近の研究成果です。…

いまクールなメタボローム解析とは? -食とメタボロミクス④

こんにちは、B&Mの大賀です。食に関するメタボロミクスの第4回目です。今回は、日本人には特に欠かせない食べ物、古くからのノウハウが生み出す醗酵食品に関する最近の研究成果をご紹介します。

1つ目にご紹介するのは、Yoshidaらが報告した日本国内で販売されている様々な味噌のメタボローム解析です。…

いまクールなメタボローム解析とは? -食とメタボロミクス③

こんにちは、B&Mの大賀です。先週のNASAからのニュースは、リンの代わりにヒ素を使って生育する細菌の発見でしたね。宇宙人の登場を期待していた人(?)からは「がっかり」という声もあるそうですが、いやいや十分スゴイ発見ではないかと。

特にDNA鎖にも取り込まれている可能性があるということで、その場合はらせん構造の安定性や複製に関わる酵素の反応機構など、今後の発見も興味深いところです。

そしてやはり、低分子の代謝にも何か特別な酵素やメカニズムが働いているのでしょうか…う~む、NASAから解析依頼が来ないかな?とにもかくにも、まだまだ私たちが知らない代謝を持った細菌が数多く存在することを改めて認識させられました。…

いまクールなメタボローム解析とは? -食とメタボロミクス②

こんにちは、B&Mの大賀です。今回は食品の中でも植物に関する最近のメタボロミクス研究をご紹介します。植物の生産性に関しては、以前に藤森も「植物の生産性向上のためのメタボローム」の中でメタボロームを採り入れた取り組みをご紹介しましたが、「食品」という観点では、品質や風味の管理・改善にメタボロミクスが活用されています。

日本の主食は米ですが、海外の広い地域ではイモが主食として活躍しています。Dobsonらは、植物の代謝プロファイルから育種に役立つバイオマーカーを抽出することを提案しています。…

いまクールなメタボローム解析とは? -食とメタボロミクス①

こんにちは、B&Mの大賀です。先月まで「いまアツいメタボローム解析とは?」として代謝フラックス解析を取り上げてきましたが、今月からはタイトルを「いまクールなメタボローム解析とは?」に切り替えて、引き続きお届けして参ります。

さて、日本人にとって「秋」で思いつく単語といえば、やはり第1位は「食」なのだとか(gooランキング 他)。秋も深まったこの時節、我々の本能を支配する「食」へのメタボロミクスの取り組みに注目していきたいと思います。…

メタボロ太郎なう

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