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ABC's of Metabolomics

Metabolomics 2009 社長レポート-Metabolomics2009で感じたこと


社長の菅野です。8月31日から9月2日にかけて恒例のメタボロミクスソサイティ主催の学会がカナダのエドモントンで開催されました。現地で感じたことをお伝えしますのでそのフレーバーを感じていただけたら幸いです。

参加者はカナダということもあって若干減ったようですが、メタボロミクスの拡大の勢いはすさまじく、まさに旬を迎えた技術というところでしょうか?

metabolomics2009オーラル発表数Metabolomics2009ポスター発表数

ポスター発表は昨年の173に対して今年は232件となっています(発表数の詳細はMetabolomics2009レポート-国別発表数と発表テーマをご覧ください)。国別発表はグラフにもあるとおり、日本をはじめとするアジアの進出が目覚ましく、過去の各種の技術の浸透と同じで、ようやく世界レベルに普及したと思います。

発表内容では、特別に大きく変化したという印象は持ちませんでしたが、バイオマーカ探索にフォーカスされた前回よりはダイエット、栄養などの分野の比率が高まったとおもいます。これは日本でも同じで、多くの研究者が健康と医療に関係する食品や栄養研究にメタボロミクスを利用するというトレンドが出ているからだと思います。(ポスタテーマ別参照)

解析プラットフォームとしての見方をするとCE-MSが徐々に注目されるようになってきたことが挙げられます。特に、オランダの研究者は積極的に取り組み始めたようです。

少し残念なことは製薬会社でメタボロームを推進している研究者は参加していても、現場の製薬研究者は徐々に減っていることです。理由を聞くと、すでにほとんどのメジャーファーマはメタボロミクス解析技術を利用しているので、この学会への参加の価値をあまり強く感じていないようです。この傾向は、何を意味しているかは、明らかで、もうプラットフォームを論じる時代から、応用に興味が移ってきている証拠です。これはマーケットが大きくなる時の一つの現象ですから、メタボロミクスを推進するものとしてポジティブなサインだと思います。

今回参加して強く感じたのは、日本のメタボロミクスへの取り組みは進んでいるので、オールジャパンでまとまれば、世界のトップに立てるのではないかと確信したことです。その実現に向けて、これからも推進して行きたいと思っています。

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