第91回日本内分泌学会学術総会

 

 

概要

会期

4月26日(木)~28日(土)

会場

フェニックス・シーガイア・リゾート

住所

〒 880-8545 

宮崎県宮崎市山崎町浜山

 

ベーシックサイエンスツアー

日時

4月27日(金)14時15分 ~ 14時45分

タイトル

医科学研究におけるメタボロミクスの活用

演者

岩澤 創平

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社

 

「メタボローム」は、アミノ酸やヌクレオチド・糖・脂質などを含む低分子量(概ねMW1000Da以下)代謝物質の総体として、個体の表現型を最もよく表す指標であり、組織や血液、尿などにおける代謝プロファイルから生体内で起こる多様な生理学的、病理学的な現象についての有用な情報が得られる。「メタボロミクス」はその代謝物質の構成やその濃度を測定した情報をもとに検体、または生体内での変化や原因を究明する分野である。疾患の代謝は健常状態とは異なる代謝物質または代謝経路の変動があることから、診断や治療の評価指標としての活用だけではなく、治療のターゲットとしても注目されている。

HMTは慶応義塾大学発の企業として主にCE-MS (Capillary Electrophoresis – Mass Spectrometry) を用いたメタボローム解析受託サービスとバイオマーカー診断薬開発を展開している。CE-MSはGC(Gas Chromatography)やLC(Liquid Chromatography)-MSに比べて、一般的にその操作が難しく安定した結果を出すのが困難だと言われているが、HMTでは会社設立の2003年以来安定的に結果を出す体制を構築している。特にCE-MSはその原理から水溶性かつイオン性の代謝物質測定には他分析機器のより圧倒的な網羅性とデータの信頼性を表す。今回のセミナーでは医科学分野における代謝解析の様々な研究例とともに、解糖系を中心としたエネルギー代謝解析に適した弊社の分析サービス「C-Scope」を中心的に紹介する。C-ScopeはQqQ MSによる高感度な分析により、これまで検出の難しかった低濃度代謝物質の検出および定量的な解析が可能である。併せて、より広範な代謝物質の解析が可能な解析プランとその応用研究も紹介する。

 

 

 

 

 
 学会の詳細は第91回日本内分泌学会学術総会をご覧ください。

 

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