オートファジーとは、細胞内において、細胞小器官オートファゴソームを使ってタンパク質などを回収し、リソソームと呼ばれる他の細胞小器官に運んだうえで分解とリサイクルを行う仕組みです。オートファジーの活性化を評価することは、アンチエイジングを目的とした機能性表示食品や化粧品などの機能性素材の探索などに有効な手段と考えられています。
弊社は株式会社AutoPhagyGOと提携し、オートファジー活性評価サービスをご提供しています。
今回のウェビナーでは、同社代表取締役の石堂美和子先生をお招きし、オートファジーに関する特別講演をお送りします。
ウェビナー概要
株式会社AutoPhagyGO 代表取締役社長
石堂 美和子 先生の講演をお送りします。
「細胞を若返らせる素材を求めて:オートファジー活性評価とその活用方法」
= 要 旨 =
オートファジーとは、すべての細胞に備わっている分解機構であり、細胞内成分などを回収・分解し、その結果得られる分解物をリサイクルすることで細胞を正常な状態に維持するメカニズムである。オートファジーは、あらゆる生命現象に深く関わっており、健康的な生活を送る上で欠かせないものである。このオートファジーの活性は、加齢と共に低下する。加齢に伴うオートファジー活性の低下を抑えることで、健康長寿が実現できるというエビデンスは、多くの動物試験で検証ずみである。オートファジー活性維持に着目したエイジング対策は、これまでにない新しいアプローチであり、根本的なアンチエイジング手法となり得る。
株式会社AutoPhagyGO(APGO)では、培養細胞を用いてオートファジー活性を指標とした素材スクリーニングを行っている。本セミナーでは、APGOで実施しているオートファジー活性評価手法(tfLC3アッセイ)及び、その実用例について紹介する。更に、現在一般社団法人日本オートファジーコンソーシアムで行われている、「食品に使用する原料および成分を対象としたオートファジー表示ガイドライン」策定プロジェクトについても紹介する。
講演の最後に質疑応答の時間がございますが、時間の関係上全ての質問にお答えできない場合もございますので、予めご了承ください。
日程・参加費用
- 日程
- 2024年 1月 24日(水)14:00~15:00
- 使用するツール
- Zoom
- 定員
- 先着順 300 名
- 参加費用
- 無料
弊社(HMT)競合他社様からのお申込みはお断りさせていただく場合がございます。予めご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。
参加用URLの他者への共有はお控えください。
当日までの流れ
本ウェビナーはZoomのWebinar機能を使用いたします。
Zoomをお使いになるための準備及び通信環境等のご確認は、事前にお客様ご自身で行ってください。
お申込み
下記お申込みフォームより受付しております。
お申込みはこちら
講演者情報
石堂 美和子 先生
【ご所属】
- 株式会社AutoPhagyGO 代表取締役社長
【ご略歴】
1996年 東京大学理学部物理学科卒業
2001年 京都大学大学院卒業 理学博士取得
スクリプス研究所ポストドクトラルフェロー、アールアンドアール株式会社主任研究員を経て
2008年 ヤンセンファーマ株式会社に入社
マーケティング部神経領域プロダクトマネージャー後、メディカルアフェアーズ部神経・感染症・免疫領域にてグループ長、ディレクター等を歴任
2016年 アッヴィ合同会社に入社
メディカルアフェアーズ部神経領域メディカルマネージャー
2019年6月10日 株式会社AutoPhagyGO取締役就任
2020年7月1日 株式会社AutoPhagyGO代表取締役社長就任
【受賞歴】
- EY Winning Women 2021ファイナリスト
- バイオテックグランプリ2021 Real Tech Fund賞
- 2023年第5回ヘルスケアベンチャー大賞 学会賞