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第32回日本生物学的精神医学会に参加しました

こんにちは、バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。当社の研究員である篠田と共に、福岡県小倉のリーガロイヤルホテルで10月7日(木)から9日(土)まで行なわれました第32回日本生物学的精神医学会に参加してきました。

今回の学会は、精神医学の研究分野において、血液生化学、遺伝学、画像研究などを用いて、生物学的メカニズムに踏み込もうとしている先生方が発表される場でした。HMTの研究員という立場から、精神疾患のバイオマーカーについては一体どこまで分かっているのだろうか?という点に興味を持ち、参加しました。…

【第10回植物とメタボロミクス】植物のストレス耐性向上のためのメタボローム2

バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。植物メタブローグ第十弾です。前回から植物のストレス耐性向上のメタボロームについてのシリーズです。このシリーズはストレス耐性向上を目指したトランスクリプトームとメタボロームの研究の長所についてのコラムにしようと考えています。

植物のストレス耐性向上のメタボロームの研究の話題に入る前に、最初の数回で、遺伝子発現に着目することによって、植物ストレス耐性向上のメカニズム解明に貢献した一連の研究について紹介します。…

おいしい季節

こんにちは、B&Mの大賀です。もう10月、すっかり秋ですね。庄内の秋といえば食欲の秋、芋煮のシーズンです。こちら鶴岡は先週末、夏を思わせるほどの快晴で、最高の芋煮会日和でした。

芋煮には庄内風(豚肉味噌味)と内陸風(牛肉醤油味)の2種類があります。研究所は色々なところから人が集まってきているので、毎年、庄内風と内陸風、両方のお鍋を作り、食べ比べします。

味噌の方は、体の芯から暖まる安心の味。「シロウト目には豚汁との見分けが難しいが、確かな違いがある」のだとか…私はまだシロウトのようです。

一方、醤油の方は 芋煮 → 芋煮カレー → 芋煮カレーうどん、と華麗な進化を遂げ、最後まで飽きない美味しさでした。

この芋煮カレー、某TV番組で取り上げられてからは全国的に有名なようで、お手軽なレトルトパックで楽しむこともできます。東北発・全国メジャーということで、HMTのメタボロミクスもあやかりたいものです。

というわけで(?)全国メジャーを目指して、今週からHMTの全国セミナー<秋の陣>が始まります。今週末には、はじめての北陸セミナーとして、「歴史の街」石川県金沢市で開催致します。

秋は学会が多くて研究者にとっては忙しいシーズンですが、美味しいメタボロミクスの最新情報、お近くの会場を一度チェックしてみてください。

今回のセミナーでは何と、『味噌味芋煮と豚汁の違い』に関する最新の考察もお話する予定ですよ!(<嘘です)…

第69回日本癌学術総会に参加しました

こんにちは、バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。大阪の大阪国際会議場とリーガロイヤルホテルで2010年9月2日(水)から24日(金)まで行なわれました第69回日本癌学会学術総会に参加してきました。

癌学会は規模が大きく、大小合わせると16のセッションが同時進行し、基礎から臨床まで非常に多くの研究発表が活発に行なわれていました。

がん研究は、非常に多岐にわたって細分化されており、基礎・臨床共にそれぞれの分野では研究が進んでいますが、それらの成果を統合して患者への治療の現場に活かされているとは言い難い状況でした。がん研究は、研究領域が広すぎるので、今の段階では仕方がないのかもしれません。

 
今回はオミクスががん研究にどのように活かされているかに注目して参加しました。…

いつの間にやら

こんにちは、B&Mの大賀です。気付けばもう10月。いつの間にやら、こちら鶴岡は長袖が必要な季節になりました。

いつの間にやらといえば、こちらは前回からもう5年。国勢調査がはじまりますね。前回はちょうど大学の研究室に引きこもり中だったので、調査員さんと会うのに難儀しました。今回から郵送提出が可能になったそうで、ずいぶんハードルが下がった気がします。…

遺伝的に太りやすい人が運動して意味があるか?

こんにちは、バイオメディカルグループの篠田です。

いくら食べても太らない人もいれば、お酒も飲まないし、食事も気をつけているのに太ってしまう人もいます。昨今のGWAS解析により、肥満と関連するアレルが発見されてきていますが、では、遺伝的に太りやすい人が運動して、どのくらい効果があるのでしょうか? 先天的に太りやすい人は、痩せることをあきらめたほうが良いのでしょうか?最新のPLoS Medicine誌の研究成果によると、そんなことはなさそうです。…

いまアツいメタボローム解析とは? -代謝フラックス解析⑥

こんにちは、B&Mの大賀です。前回は、メタボロミクスと共に安定同位体ラベルや数理モデルを駆使した近年の代謝フラックス解析を紹介しました。今回は代謝フラックス研究者が陥るであろうジレンマについてお話します。

代謝フラックスのデータを得る時、多くの研究者は『あるジレンマ』に突き当るのではないでしょうか?そのジレンマとは「多くの測定法が侵襲的であるため、データを得ると同時にその時点から先の代謝情報を失ってしまう」というものです。…

第5回メタボロームシンポジウムに参加しました

こんにちは、バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。山形県鶴岡市のグランドエルサンで9月9日(木)から1日(土)まで行なわれた第5回メタボロームシンポジウムに参加してきました。

口頭発表は、一般セッション、植物セッション、栄養セッション、医療セッションでの発表がありました。今年度の特徴としては、栄養セッションが新たに追加されたことでした。…

はじめての・・・

こんにちは、B&Mの大賀です。

先日、絶版になった資料図書を尋ねて、国会図書館に行ってきました。数年前に博士論文を収めた(はず?)のですが、実際に足を運ぶのは、なんやかんやで今回が初めてでした。

一歩踏み入ると、そこはもう図書館に独特なあの静謐な雰囲気。もはや声を発することさえためらいを覚える空間でしたが、そんな中、初心者の私はあれやこれやと司書さんに質問を繰り返しておりました...(全て丁寧に対応してもらいました。本当にありがとうございます。)

お目当ての書籍は無事に見つかり、さらに、もっと役立つ資料もいくつか発見できました。いずれも購入すると数万円のものだったので、鶴岡からの交通費を織り込んでもお得な成果。う~ん、これは、通ってもイイくらいかも。

ちなみに、ここぞとばかりに国会議事堂の写真を撮ってこようかと思いましたが、警備の方にビビッて撮影できないという小者っぷりを発揮してしまいました。別に悪いことは何もしてないんですけどねぇ...。…

2010年度先導助成授与式を執り行いました

こんにちは、HMTの井元淳です。東京は急に涼しくなりましたね。このまま秋になってもらいたいものです。

9月9日、鶴岡市にあるHMT本社で2010年度の先導研究助成の授与式を執り行いました。採択者のみなさんは授与式の後、同じく鶴岡市で開催された第5回メタボロームシンポジウムにも参加されました。

2010年度の採択課題についてはこちらをご覧ください。…

メタボロ太郎なう

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