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いまアツいメタボローム解析とは? -代謝フラックス解析⑤

こんにちは、B&Mの大賀です。前回は培養細胞・微生物のフラックス研究を紹介してきましたが、今回は多細胞システムの研究成果を3報ご紹介します。

一報目は、HMT研究員藤森の十八番の植物メタボローム研究です。…

いまアツいメタボローム解析とは? -代謝フラックス解析④

こんにちは、B&Mの大賀です。代謝フラックスにおけるメタボローム解析の活用について、今アツい論文をお届けしています。今回は、最近発表された研究成果の中から、とりわけ私をアツくしてくれた論文を4報ご紹介したいと思います。…

殖えました

最近、とある細菌の培養をはじめました。B&Mの大賀です。

はじめて育てる菌株なので、培地や温度を変えながら、増殖の様子を調べています。どうやら今回の条件はお気に入りだった様子で、良い感じに殖えてくれました。次は、スケールを一回り大きくして、大量培養にチャレンジです。…

いまアツいメタボローム解析とは? -代謝フラックス解析③

こんにちは、B&Mの大賀です。いまアツいメタボローム解析とは?第一弾、代謝フラックス解析のレビュー3報目のご紹介です。

3報目は、微生物の醗酵育種にフォーカスして、特に解析理論が詳しく説明されている最新のレビューです。…

いまアツいメタボローム解析とは? -代謝フラックス解析②

こんにちは、B&Mの大賀です。前回から、いまアツいメタボローム解析とは?第一弾として、代謝フラクソミクス解析のレビューをご紹介しています。

2報目にご紹介するのは、2年前に紹介した論文のコレスポンディングオーサーであるUwe Sauer博士のグループから出たレビューです。…

いまアツいメタボローム解析とは? -代謝フラックス解析①

こんにちは、なんだかずいぶんお久しぶりですね。B&Mの大賀です。

鶴岡に来て3年目の今年、実は初めて、夏の盛りに実家がある関西に帰省しました。「庄内も夏になるとやっぱり暑いね~」なんて言っていましたが、なんのなんの~久し振りに味わう熱帯夜は「これが温暖化というヤツか?」と言わざるを得ない、記憶の中のモノとは桁違いの不快感...ああ、もう南国には住めない体になったのだ、とこちらで流れた時間(と失った体力)に思いを馳せる、今日この頃です。

さて、振り返れば早いもので、このメタブローグもかれこれ2年以上続いています。この僅か2年という期間で、メタボローム解析が活躍する分野は本当に大きく広がりました。以前からも折にふれて色々なメタボローム解析事例を紹介してきましたが、今回からしばらくの間、いま特にホット(だと大賀が勝手に思っているよう)なメタボローム研究分野を集中的に取り上げて、紹介していきたいと思います。…

【第9回植物とメタボロミクス】植物のストレス耐性向上のためのメタボローム

バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。植物メタブローグ第九弾です。今回から新しいシリーズです。

農作物が深刻な被害を受ける主な原因としては、乾燥、低温、塩害などがあります。これらのストレスを受けると、農作物の生産性が著しく低下し、農業的に大きな問題となっています。具体的には、砂漠化による農作地の減少、冷害による農作物の収穫量の劇的な低下などがあります。このような状況下で、モデル植物であるシロイヌナズナやイネを用いて、ストレス応答メカニズムを解明し、ストレス耐性植物を開発することは、重要な課題となっています。…

【第8回植物とメタボロミクス】植物の生産性向上のためのメタボローム(その7)

バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。植物メタブローグ第八弾です。

前回のブログでも触れましたが、大気中の二酸化濃度の状態では、カルビンサイクルの律速段階であると考えられている代謝反応はリブロースビスリン酸カルボキシラーゼ(Rubisco)酵素によって触媒されています。

このRubiscoは、二酸化炭素だけではなく、酸素とも反応します。カルビンサイクルでは二酸化炭素とリブロース1,5-ビスリン酸から二分子の3-ホスホグリセリン酸を生成する一般的によく知られている反応を担っています。また、酸素とリブロース1,5-ビスリン酸から3-ホスホグリセリン酸とホスホグルコール酸を生成する反応も担っています。…

【第7回植物とメタボロミクス】植物の生産性向上のためのメタボローム(その6)

バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。植物メタブローグ第七弾です。

前回のブログでは、カルビンサイクルのフルクトース1,6-ビスリン酸ホスファターゼとセドヘプツロース1,7-ビスリン酸ホスファターゼを過剰発現させた植物体(タバコ)で、二酸化炭素の取り込みが上昇し、スクロースやデンプンレベルが増加し、生育が上昇することを紹介しました。

しかしながら、カルビンサイクルの律速段階は、リブロースビスリン酸カルボキシラーゼ(Rubisco)酵素による二酸化炭素を二酸化炭素受容体代謝物に固定する代謝反応であると昔から考えられてきており、この仮説をサポートする結果も多く得られています。そこで、今回のブログでは、Rubiscoを過剰発現させたイネで、二酸化炭素の取り込みや生育について調べた論文についてお話します。…

【第6回植物とメタボロミクス】植物の生産性向上のためのメタボローム(その5)

バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。植物メタブローグ第六弾です。

これまでに、植物の生産性を上げるための研究の結果、…

メタボロ太郎なう

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