解析レポートを開いてみよう!
わ~い、解析結果が送られてきましたよ!
それはよかったなぁ。ほな、早速レポートを開いてみよか。
えーと、封筒の中に紙の報告書とCD-ROMが入っていたんですけど、コレ、どっちから開いてみればいいんでしょうか?
『解析試験報告書』には、試験の実施内容と結果の図表が載ってるで。
CD-ROMには検出値や統計解析の詳しい結果数値が入力された『解析試験測定データ』が入ってんねん。
この数値データをエクセルや解析ソフトウェアに読み込ませて、好きなように再解析することもできるんや。
へぇ~、報告書を読んで終わり、じゃないんですね。
もちろん、解析試験報告書の内容だけでも十分に試験結果を読み取ることはできる。
その上でデータを色んな方向から見直すことで、新しい発見が出来ることもあるんや。
でもまぁ、今回は基本的な見方から始めてみよか。
『解析試験報告書』には何が書かれているの?
それじゃあ、まずは『解析試験報告書』を見てみますね・・・
ぐふっ!!
いや~、、、なんというか、、、
レポートの内容が盛りだくさんすぎてビックリしちゃいましたよ、アハハ・・・
さぁて、とりあえずラーメンでも食べて、報告書はあとで見直そうかな。。
待て待てぃ、それはデータがお蔵入りになる王道パターンやないか。
そうなんですけど、こんなにデータがたくさんあると、なにから手を付けていいか分からないんですよ~。メタボロミクスのレポートを見ること自体初めてなんで・・・
心配無用や。そんな太郎のために、レポートの解説書「メタボローム解析試験データ解説書」を用意してあるで。
レポートの内容の説明だけではなくて、よくある質問やコメントも載ってるから、初めてレポートを見る時は横に準備しておくと良いかもしれへんな。
もう~!それならそうと初めから言って下さいよ~!
じゃあ、もう一度チャレンジしてみますね。ペラリと。
まずは『解析報告書』の前半部分、試験の実施内容を確認や。特にサンプル情報(表1)に誤りがないかをチェックしよう。
後半は測定結果(表2)と統計解析やパスウェイマッピングなんかの解析結果や。この部分を見ながら結果を考察していくことになるな。
なるほど~!
それにしても、、、ちょっと数字が多すぎやしませんか?
文章や図はともかく、検出値や統計解析結果の数値は『解析試験報告書』では見にくいかもしれんな。
そんな時は『解析試験測定データ』や!
『解析試験測定データ』はどうやって使うの?
CD-ROMに入ってるデータですね!
その通り!
エクセルファイルやから、例えば群間で差がないピークのデータを削ったり、差が大きいもの順にソートしたり、注目する部分に色を付けたりして、注目したいものを見やすいよう加工できるんや。
ん?この「図1」「図2」っていうシートはなんですか?
『解析試験報告書』には図しか載せてへんけど、実際には数値の結果もある。
情報量が多すぎて紙では扱いにくいから、編集しやすいよう初めからCD-ROMにまとめてあるんや。
これも同じように、自分が見やすいように加工してやるとええで。
「メタボローム解析試験データ解説書」と一緒にうまく使ってな!
第4回のまとめ
- 解析試験報告書で試験結果の概要をつかみ、解析試験測定データを使って詳しいデータの解析を行う
- レポート、データの見方は「メタボローム解析試験データ解説書」で解説されている
もっとメタボロームについて知りたい方は、
メタボロームを知る や HMTメールニュース会員限定
もぜひ併せてご覧ください。
メタボロームや質量分析について、また、主成分分析ついてなどの記事、メタボローム関連の動画コンテンツをご用意しております。