20世紀初頭にオットー・ワールブルクが、がん細胞が正常細胞と異なる代謝様式を示すことを発見して以来、長らくがんにおける代謝異常について研究がなされてきました。
近年、新たな制御因子の発見が続くなど、がん研究において代謝解析が再び大きな役割を果たすことが期待されています。
そこで基礎的な生化学メカニズムや代謝酵素を標的とした化学療法の開発を効率よく進めるため、代謝物質の挙動を総体として把握する技術(メタボロミクス)が採用されるようになりました。
一方でメタボロミクスにより様々な疾患特有のバイオマーカーが見つけられており、それらを利用した診断システム、疾患発症メカニズム解析、治療法・新薬開発等の種々の応用が始まっています。
本セミナーでは日本のがん、代謝研究を牽引されている先生方をお招きし、幅広くメタボロミクスの基礎から最新のメタボローム研究例までご紹介いただきます。
日程・場所
場所 | 日時 | 定員 | 会場 | |
東京 | 3月13日(水) 13:00~15:00 |
40名 | 国立がん研究センター研究所 疾病ゲノムセンター1F カンファレンスルーム※ (場所が変更になりました) |
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京都 | 3月25日(月) 15:00-17:00 |
60名 | 芝蘭会館別館 研修室2 (京都大学医学部構内) |
※センター内で、急きょ開催場所が変更となることもございます。
※入館の際に名刺等の身分証の提示が必要です。ご了承ください。
開催概要
- 参加費
- 無料
- 登録
- 不要
- お問い合わせ
- ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
営業・マーケティング部 井元淳
☎ 03-3551-2180
プログラムは予告なく変更することがあります。
会場・プログラム
[toggle title=”東京会場 “]
- 日時
- 3月13日(水)13:00-15:00
- 場所
- 国立がん研究センター研究所
管理棟第2会議室疾病ゲノムセンター1Fカンファレンスルーム (部屋が変更になりました)
※センター内で、急きょ開催場所が変更となることもございます。
※入館の際に名刺等の身分証の提示が必要です。ご了承ください。
- 定員
- 40名
13:05~13:20 | 何故がんの代謝に興味を持ったか
独立行政法人国立がん研究センター東病院 臨床開発センター トランスレーショナルリサーチ分野 東病院長 江角 浩安先生 |
13:25~13:55 | C-SCOPEによるがんの定量的エネルギー代謝解析
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 研究開発事業部 技術開発部 研究員 紙 健次郎 |
14:00~14:30 | がん細胞におけるKeap1-Nrf2制御系の役割
東北大学大学院医学系研究科医科学分野 准教授 本橋ほづみ先生 |
14:30~15:00 | 癌抑制遺伝子p53によるエネルギー・代謝調節機構
千葉大学大学院医学研究院 細胞治療内科学 講師 田中 知明先生 |
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[toggle title=”京都会場”]
- 日時
- 3月25日(月)15:00~17:00
- 場所
- 芝蘭会館別館 研修室2 (京都大学医学部構内)
- 定員
- 60名
- 共催
- がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
15:00~15:30 | がんのアミノ酸トラ ンスポーターと代謝制御
大阪大学大学院医学系研究科 薬理学講座生体システム薬理学 教授 金井好克先生 |
15:30~16:00 | ストレス老化シグナルによる解糖系代謝調節の誘導する生体防御バリアー形成
京都大学大学院医学研究科 加齢医学講座 助教 近藤 祥司先生 |
16:00~16:30 | C-SCOPEによるがんの定量的エネルギー代謝解析
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 研究開発事業部 技術開発部 研究員 紙 健次郎 |
16:30~17:00 | 胃癌におけるメタボローム解析
静岡県立静岡がんセンター研究所 地域資源研究部 研究部長 楠原 正俊先生 |
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