ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(代表取締役社長:菅野隆二、本社:山形県鶴岡市)は、独立行政法人国立がん研究センター(理事長:堀田知光、東京都中央区、以下「国立がん研究センター」)、公益財団法人がん研究会有明病院(病院長:門田守人、東京都江東区、以下「がん研有明病院」)、クラシエ製薬株式会社(代表取締役社長執行役員:小沢博、本社:東京都港区)、学校法人東京理科大学(理事長:中根滋、東京都新宿区、以下「東京理科大学」)と抗がん剤コンパニオン診断バイオマーカー開発に関する共同研究契約を平成26年9月11日、締結しましたので、報告いたします。
東京理科大学生命医科学研究所江角浩安教授(前国立がん研究センター東病院長)のグループは、漢方生薬「牛蒡子(ゴボウシ)」の成分である「アルクチゲニン」の膵臓がんに対する抗腫瘍作用を発見し、現在国立がん研究センター東病院、同中央病院、がん研有明病院が共同で臨床試験を実施中です。
本共同研究では、アルクチゲニンの抗腫瘍効果が期待できる患者を投薬前に診断するコンパニオン診断法*の開発を目指し、当社の持つメタボローム解析技術を用いてバイオマーカーの開発を行ないます。これにより、抗がん剤の効果的な投薬が可能になることが期待され、がん治療における個別化医療の推進、治療効果の向上などの医療上のメリットを提供することができます。