・さらに定員数を100名に増やしました。お申込、受付けています。(2/1)
・お申込みの方多数により、定員数を増やしました。80名とさせていただきます。(1/16)
近年スポーツ、運動分野におけるパフォーマンスの向上や身体適応の医学的メカ ニズムの解明とその応用としてメカニズムに
もとづいた効果的な運動方法や栄養 摂取方法の研究・開発が進められております。
又、メタボロミクスもスポーツ、運動分野でのメカニズムの解明やバイオマーカー探索などで活用されており、多くの成果がでております。
本セミナーでは本分野の研究の第一線でご活躍されている先生方をお招きし、最新の研究成果についてご講演いただきます。
日程・場所
場所 | 日時 | 定員 | 参加費 |
東京(日本橋) | 2月7日(火) 13:40~17:00(受付開始13:30~) |
50名 | 無料 |
プログラム
13:30 | 受付開始 |
13:40 | 開会のご挨拶・HMTのご紹介 |
14:00 | 月経周期が持久性運動中のアミノ酸代謝動態に及ぼす影響 日本体育大学 運動生理学研究室 須永 美歌子先生 |
14:40 | コーヒーブレイク |
15:00 | 運動の効果を高めるスポーツ食品の開発と基盤研究 株式会社明治 研究本部食機能科学研究所 三本木 千秋 先生 |
15:40 | スポーツ神経科学における中枢疲労問題に迫るメタボロミクスの導入 ~長時間運動時の脳グリコーゲン代謝に着目して~(仮) 筑波大学体育系・ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター(ARIHHP) 征矢 英昭先生 |
プログラムは予告なく変更することがあります。変更した場合は当ウェブサイトおよびご登録いただいたアドレスまでご連絡いたします。
概要
日時 | 2月7日(火)13:40-17:00 (受付開始13:30~) |
会場 | 日本橋ライフサイエンスハブ
(室町ちばぎん三井ビルオフィス棟8階) |
住所 | 〒103-0022東京都中央区日本橋室町1-5-5 |
アクセス |
講演要旨
月経周期が持久性運動中のエネルギー系代謝物質に及ぼす影響
須永 美歌子先生 日本体育大学 運動生理学研究室 月経周期は,下垂体から分泌される黄体形成ホルモン(LH),卵胞刺激ホルモン(FSH)や卵巣から分泌されるエストロゲン,プロゲステロンなど様々なホルモンの分泌量が周期的に増減することによって生じる。このような性ホルモン濃度の変動が心身のコンディションに変化をもたらし,パフォーマンスに影響することが報告されている。いかなるフェーズにおいてもベストなパフォーマンス発揮を必要とされるアスリートにとって,月経周期による生体内の様々な変化は,コンディションの維持を難しくする一因となっている。 |
運動の効果を高めるスポーツ食品の開発と基盤研究
三本木 千秋 先生 株式会社明治 研究本部食機能科学研究所 スポーツニュートリション研究部スポーツニュートリション研究G長 2020年の東京五輪・パラリンピック開催にともないスポーツへの関心、健康意識の高まりとともにウオーキングや体操など軽運動実施者も増えている。一口に運動とはいっても、ダイエットなど減量を目指すか、あるいは筋量増加・増体重を意図するかによって運動の実践方法が異なり、栄養戦略も全く異なるアプローチとなる。我々は、スポーツ・軽運動の各場面に応じて「アミノ酸」「たんぱく質」「ペプチド」「糖質」を含有するサプリメントとして「ザバス」「VAAM」などの数多くの栄養食品を開発し、その効果について研究を重ねている。今回シンポジウムでは、我々のスポーツ栄養におけるコンセプトと研究事例について紹介し、多くの運動実施者にとって有益なサプリメントの活用について考えてみたい。 |
スポーツ神経科学における中枢疲労問題に迫るメタボロミクスの導入~長時間運動時の脳グリコーゲン代謝に着目して~
征矢 英昭先生 筑波大学体育系・ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター(ARIHHP) 長時間運動は認知疲労など中枢疲労を起こす。その要因として低血糖やセロトニ ン、脳温の増加などが想定されるがいまだ決着をみない。我々は、脳内唯一の貯 蔵糖であるグリコーゲン代謝とりわけ乳酸利用の意義について検討を行いその重 要性を示唆している。最近、メタボローム解析を導入し、脳内代謝を網羅的に解 析した。これは、脳のグリコーゲン(GLY)代謝にまつわる代謝マップを同定する だけでなく、末梢(血液や臓器)の代謝を同時解析した知見との比較により、将 来、ヒトに応用し、疲労対策を行う上で有用となる。メタボローム解析では、 キャピラリー電気泳動-質量分析(CE-MS)を用い、有機酸・核酸・解糖系やTCA 回路等の化合物の網羅的解析が可能となることから有用である。本講演ではメタ ボロームを利用して得られた最新知見を踏まえ、運動による中枢疲労要因や、そ のバイオマーカー探索について議論したい。 |