2018年度HMTメタボロミクス先導研究助成募集のお知らせ

HMTメタボロミクス先導研究助成ロゴメタボロミクスは、注目を集める”オミクス”研究の中でも、表現型にもっとも近い代謝物質を総合的に解析する研究として、成長著しい分野です。

そこで、萌芽性を持つ諸分野の若手研究者に新規技術であるメタボロミクスを研究に採り入れることを奨励し、新たな領域を切り拓く先導的研究を行う機会を提供します。研究の奨励を通して、科学の発展と次世代の科学を担う人材の育成に寄与することを目的としています。

 

 

研究対象領域
理系・文系など分野は問いませんが、メタボローム解析を活用することにより分野のパイオニアとなるテーマを重視します。
ただし、当社と既に共同研究・受託解析契約を結んでいる研究室からの既存研究の延長とみなされる課題は、本助成の趣旨から外れるため対象外とします。

研究テーマ例
・バイオマスの利活用推進への応用
・他の生命科学系データベースとメタボロミクスの連携による知識抽出
・メタボロミクスを利用した新規アッセイ技術
・メタボリックシンドローム治療薬の創薬シーズ
・高分子との相互作用解析
・バイオコンピューティングへの応用
・トランスポーターの機能解析研究
・細胞を用いたタンパク生産の最適化研究
・病態モデルの解析研究
・メタボロームデータの新規解析(バイオインフォマティクス)手法の開発

以上は研究例であり、募集分野を限定するものではありません。自由な発想による応募をお待ちしております。

募集対象者
(1)大賞 大学・研究所・企業において研究活動に従事されている方であればどなたでもご応募いただけます。
    (ただし公募年度から2年間の任期がある方)
(2)奨励賞 大学院博士課程の学生の方のみご応募いただけます。
助成内容
(1)大賞 最大1名
最大1,000万円のメタボローム解析パッケージ(ただしメタボロームデータ解析サポートによるコンサルティング費用を含む)

(2)奨励賞 最大1名
① 最大500万円のメタボローム解析パッケージ(ただしメタボロームデータ解析サポートによるコンサルティング費用を含む)

選考方法
HMTメタボロミクス先導研究助成選考委員会において厳正に一次選考(書類審査)を行います。一次選考審査通過者に対し、事前に連絡の上、Skypeまたは電話による15分程度のヒアリングを行います(9月予定)。
選考結果通知
申請に対する採否は、HMTウェブサイトにて発表します(9月予定)。
採択課題等の公開
採択した研究課題等については、次の情報について公開します。
受賞区分、研究課題名、助成対象者の所属、氏名
ただし、研究内容の性格上、(一部)非公開が望ましい場合はご相談に応じます。
提出書類
(1)2018年度HMTメタボロミクス先導研究助成交付申請書

(2)CV (履歴書)
形式は問いませんが、経歴を明記してください。また、該当項目がある場合は、獲得したフェローシップ・所属学会・業績についても記載してください。顔写真の貼付は不要です(欄がある場合でも空欄でけっこうです)。

申請方法・受付期間
(ア)上記提出書類を各1部下記送付先までご送付ください。提出書類はクリアファイルもしくはクリップでまとめ、ホッチキスは使用しないようにしてください。マシン環境によって出力が異なることがあるため、電子ファイルでの送付は受け付けておりません。
(イ) (ア)送付後に、2018年度 HMTメタボロミクス先導研究助成申請サイトへアクセスし、所定の内容(氏名、タイトルなど)を送信してください。
受付期間は2018年5月1日から2018年7月31日(必着)までとします。受付期間終了後は、いかなる理由によりましても申請を受付いたしませんのでご注意下さい。
(応募多数の場合は先着順を考慮させていただくことがございます。)
 
申請書送付先
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
〒104-0033 東京都中央区新川2-9-6シュテルン中央ビル5階
2018年度HMT先導助成係
その他の申請条件
 (1)副賞のメタボローム解析から得られる知的財産権は採択者に帰属します。
(2)当該解析から得られた研究成果を学会誌等に発表する場合、本助成を受けて実施した旨を明記することを条件とします。
(3)申請書は返却いたしませんので、ご了承下さい。
(4)採択された方は助成授与式にご出席ください。交通費・宿泊費は当社が負担します。(ただし国内に限る)
(5)弊社からメタボロームデータもしくは報告書が送付された日から半年~1年以内に、本助成の研究成果に関する報告書(様式自由)のご提出をお願いいたします。
(6)翌年の授賞式において、本助成の内容に関する発表をして頂きます。その際の交通費・宿泊費は当社が負担します。

助成のタイムスケジュール

2018年度の先導助成は以下のスケジュールで進める予定です。予定ではございますが、サンプル送付、解析の時期などあらかじめご確認ください。

5月1日~7月31日 応募期間
8月 一次審査(書類)
9月 二次審査(ヒアリング)
9年下旬 採択者発表
10月 コンサルティング
10月~2019年4月 サンプル送付/受領
2019年4月~6月 解析

FAQ

Q. どんな代謝物質が分析できますか?

A.解糖系・TCA回路に含まれる代謝物質やアミノ酸など、約900代謝物質の分析が可能です。詳細なリストをご希望の方は、お問い合わせください。リストをお送りいたします。場合によっては、このリストに含まれない代謝物質の分析も可能です。

Q. 中性物質も分析できますか?

A.はい。前述の約900代謝物質リストには含まれていませんが、LC-MSでの分析により可能です。

Q. 申請書のページ数に上限はありますか?

A.申請書の枚数に制限はありません。研究内容が最もよく伝わる形にまとめてご応募ください。

Q. 2課題以上申請することはできますか?

A.はい、テーマが違う場合は2課題以上申請いただいてもかまいません。一つの封筒でご送付いただいてけっこうですが、2課題の申請であることが分かりやすいようにしていただけると助かります。

 

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