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※申込締切:4月17日(水)14:00
ウェビナー概要
2022年10月および2023年5月に配信し、大変ご好評をいただいた以下2つの講演を再配信いたします。
セミナーご参加後、アンケートにご回答いただくと講演資料をダウンロードいただけます。
また、お申込みされた方は4月21日(日)までの期間限定で「見逃し配信」の視聴が可能となります。
なお、再配信のため講演内容に関するご質問にはお答えできません。
日本大学 長野伸彦先生
「低出生体重-非肥満型高血糖発症マウスモデルの高血糖発症機序の解明」
= 要 旨 =
低出生体重児の一部は、将来、顕著な肥満を伴わずに糖尿病を発症する。しかし、その発症機序は不明である。我々は、その発症機序を解明するための低出生体重-非肥満型高血糖発症マウスモデルを世界で初めて開発した(特願2020-116354)。
本講演では、開発したマウスモデルを用い、低出生体重-非肥満型高血糖発症の機序を解明するための研究について概説する。
また研究過程にて実施したメタボローム解析結果にも触れる。
自治医科大学 遠藤仁司先生
「バイオサンプルを用いた網羅的メタボローム解析の有効性
〜悪性神経膠腫の治療標的探索を例として〜」
= 要 旨 =
従来の培養細胞や動物実験に基づき行われてきた創薬研究に比べ、ヒト生体サンプルから開始する創薬標的探索やバイオマーカー探索は、創薬研究において非常に有用である。本WEBセミナーでは、神経膠腫の腫瘍サンプルを用いた網羅的メタボローム解析からの、悪性神経膠腫の新規治療標的の同定を実例に、培養細胞でのメタボローム解析実験と比較してヒト生体サンプルを用いた場合の利点について紹介する。
腫瘍代謝物として腫瘍を造成する2-ヒドロキシグルタル酸(2-HG)を産生するイソクエン酸脱水素酵素(IDH)変異のある腫瘍は白血病など複数あるが、神経膠腫の場合のみ、予後良好のマーカーであると知られている。本研究では、腫瘍サンプルを用いた網羅的メタボローム解析を行い、IDH変異のある良性神経膠腫と変異のない悪性神経膠腫を比較解析した。機械学習の一手法であるランダムフォレストなどを活用して、悪性神経膠腫の新規治療標的となりうる標的酵素を同定した。本標的は細胞実験では得られない新規の創薬標的である。ヒト生体サンプルの利活用から創薬標的探索や創薬を促進するバイオマーカー探索について実例を示す。
日程・参加費用
日程 | 2024年 4月 17日(水)14:00~15:45 |
使用するツール | Zoom |
定員 | 先着順 300 名 |
参加費用 | 無料 |
・お申込みされた方は4月21日(日)までの期間限定で「見逃し配信」のご視聴が可能となります。
・弊社(HMT)競合他社様からのお申込みはお断りさせていただく場合がございます。予めご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。
・参加用URLの他者への共有はお控えください。
当日までの流れ
本ウェビナーはZoomのWebinar機能を使用いたします。
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お申込み
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※申込締切:4月17日(水)14:00
講演者情報(ご講演当時の情報となります)
長野 伸彦 先生
【ご所属】
- 日本大学 医学部 小児科 准教授
【ご略歴】
- 2004年5月1日 日本大学医学部附属板橋病院総合臨床研修医
- 2006年4月1日 日本大学医学部小児科専修医
- 2007年4月1日 東京都立墨東病院小児科医員
- 2008年4月1日 国立甲府病院小児科医員
- 2009年10月1日 日本大学医学部小児科専修医
- 2016年4月1日 埼玉医科大学総合医療センター小児科研究医員
- 2017年4月1日 日本大学医学部小児科助教
- 2019年6月1日~現在 日本大学医学部小児科准教授
遠藤 仁司 先生
【ご所属】
- 自治医科大学 医学部 生化学講座 教授
【ご略歴】
- 1985年 東北大学医学部卒業
- 1985年 岩手県立中央病院小児科
- 1987年 東北大学大学院医学研究科入学
- 1991年 同研究科 修了(医学博士)
- 1990年-91年 日本学術振興会特別研究員
- 1991年 自治医科大学生化学第一講座助手
- 1994年 同講座 講師
- 2003年 生化学講座機能生化学部門 助教授
- 2005年 同部門 教授
- 2008年-現在 同講座 主任教授
- 2009年-11年 実験医学センター センター長