プラン別分析対象物質例
マルチリン脂質解析
グリセロリン脂質やスフィンゴ脂質、セラミドなどに着目されている方にお勧めのプランです。
350種以上の物質が測定対象となっており、すべての物質についてクラスごとの内部標準品を用いて定量値を算出します。
また、菌類などを研究の対象とされている方向けに、菌類特有の脂肪酸を含めたアノテーションリストもご用意しております。
解析対象物質例:
リン脂質(ホスファチジルコリン(PC)、ホスファチジン酸(PA)、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチジルグリセロール(PG)、ホスファチジルセリン(PS)、ホスファチジルイノシトール(PI))、
リゾリン脂質(リゾホスファチジルコリン(LPC)、リゾホスファチジン酸(LPA)、リゾホスファチジルエタノールアミン(LPE)、リゾホスファチジルグリセロール(LPG)、リゾホスファチジルセリン(LPS)、リゾホスファチジルイノシトール(LPI))、
ホスファチジルイノシトールリン酸(PIP, PIP2, PIP3)、スフィンゴミエリン、スフィンゴシン、スフィンゴシン-1-リン酸、スフィンガニン、スフィンガニン-1-リン酸、セラミド2、グルコシル/ガラクトシルセラミド、ラクトシルセラミド
必要試料量
血清・血漿 |
動物組織 |
培養細胞 |
植物組織 |
20 - 100 μL |
20 - 50 mg |
5.0 × 106 - cells |
20 - 50 mg |
食品(固体) |
食品(液体) |
微生物 |
培地・培養上清 |
20 - 50 mg |
50 - 200 μL |
20 - 50 mg |
100 - 200 μL |
DHA/EPAやその代謝物質をはじめとした生理活性脂質に着目されている方にお勧めのプランです。
100種以上の物質が測定対象となっており、一部の物質について分子ごとの内部標準品を用いて定量値を算出します。
ω3脂肪酸やω6脂肪酸から作られる生理活性脂質・脂質メディエーター類(プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエン、レゾルビン、リポキシン、プロテクチン等)を主な解析対象としています。
解析対象物質例:
プロスタグランジンD2、プロスタグランジンF2α、トロンボキサンB2、ロイコトリエンB4、レゾルビンD1、レゾルビンD2、リポキシンA4、リポキシンB4、
5-HETE、12-HETE、15-HETE、5-oxoETE、15-oxoETE、5-HEPE、12-HEPE、15-HEPE、4-HDoHE、7-HDoHE、10-HDoHE など
必要試料量
血清・血漿 |
動物組織 |
培養細胞 |
植物組織 |
100 - 200 μL |
50 - 200 mg |
2.0 × 107 - cells |
50 - 200 mg |
食品(固体) |
食品(液体) |
微生物 |
培地・培養上清 |
50 - 200 mg |
100 - 200 μL |
50 - 200 mg |
100 - 500 μL |
ノンターゲット解析
脂肪酸やリン脂質、セラミド、トリグリセリドをはじめとした脂溶性の代謝物質を幅広く見たい方にお勧めのプランです。
ホスファチジルコリン(PC)やホスファチジン酸(PA)などのリン脂質のほか、リゾリン脂質やホスファチジルイノシトールリン酸(PIP, PIP2, PIP3)、カルジオリピン、セラミド、ガングリオシド、コレステロールエステル、トリグリセリドなど、様々な種類の脂質を対象として幅広くノンターゲット解析を行います。
オプションとして、下記のうち太字+下線のついている12種のクラスの物質については定量値を算出することが可能です。
(その他の脂質クラスについても定量可能な場合がございますので、ご要望がございましたらお問い合わせください)
解析対象物質例:
リン脂質(ホスファチジン酸(PA)、ホスファチジルコリン(PC)、ホスファチジルエタノールアミン(PE)、ホスファチジルグリセロール(PG)、ホスファチジルセリン(PS)、ホスファチジルイノシトール(PI))、
リゾリン脂質(リゾホスファチジルコリン(LPC)、リゾホスファチジン酸(LPA)、リゾホスファチジルエタノールアミン(LPE)、リゾホスファチジルグリセロール(LPG)、リゾホスファチジルセリン(LPS)、リゾホスファチジルイノシトール(LPI))、
ホスファチジルイノシトールリン酸(PIP, PIP2, PIP3)、カルジオリピン、セラミド、ガングリオシド、スフィンゴミエリン、スフィンゴシン、コレステロールエステル、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド、脂肪酸、アシルカルニチン、N-アシルエタノールアミン(AEA) など
必要試料量
血清・血漿 |
動物組織 |
培養細胞 |
植物組織 |
10 - 50 μL |
10 - 30 mg |
5.0 × 106 - cells |
10 - 30 mg |
食品(固体) |
食品(液体) |
微生物 |
培地・培養上清 |
10 - 30 mg |
50 - 150 μL |
10 - 30 mg |
50 - 150 μL |
カルジオリピン解析
カルジオリピンやモノリゾカルジオリピン、ジリゾカルジオリピンに着目されている方にお勧めのプランです。
カルジオリピンは様々な生物に存在している脂質ですが、特に動物においてはミトコンドリア内膜の重要な構成物質となっています。
網羅解析では非検出となってしまうことも多いですが、本解析ではカルジオリピンが検出されやすい前処理・分析メソッドにて測定作業を行います。
カルジオリピンに関しては同じ脂質クラスの内部標準品を用いて定量値を算出します。
解析対象物質:
カルジオリピン、モノリゾカルジオリピン、ジリゾカルジオリピン
必要試料量
血清・血漿 |
動物組織 |
培養細胞 |
植物組織 |
50 - 100 μL |
20 - 50 mg |
2.0 × 107 - cells |
20 - 50 mg |
食品(固体) |
食品(液体) |
微生物 |
培地・培養上清 |
20 - 50 mg |
100 - 200 μL |
20 - 50 mg |
100 - 200 μL |
中性脂質解析
トリグリセリドやジグリセリド、モノグリセリド、コレステロールエステルに着目されている方にお勧めのプランです。
すべての物質についてクラスごとの内部標準品を用いて定量値を算出します。
解析対象物質:
トリグリセリド(トリアシルグリセロール, TAG)、ジグリセリド(DAG)、モノグリセリド(MAG)、コレステロールエステル(ChE)
必要試料量
血清・血漿 |
動物組織 |
培養細胞 |
植物組織 |
10 - 50 μL |
10 - 30 mg |
5.0 × 106 - cells |
10 - 30 mg |
食品(固体) |
食品(液体) |
微生物 |
培地・培養上清 |
10 - 30 mg |
50 - 150 μL |
10 - 30 mg |
50 - 150 μL |
皮膚脂質解析
セラミドやトリグリセリド、コレステロールエステル、脂肪酸に着目されている方にお勧めのプランです。
皮膚に由来する試料(皮膚組織やテープストリッピングで採取した角層・皮脂などのサンプル)を対象として解析を行います。
脂肪酸を除く物質についてクラスごとの内部標準品を用いて定量値を算出します。
解析対象物質:
セラミド、トリグリセリド(トリアシルグリセロール, TAG)、コレステロールエステル(ChE)、脂肪酸
必要試料量
動物組織 |
テープストリッピング※ |
10 - 30 mg |
2枚 |
※直径約2cmのテープで角層の解析を行う場合。
皮脂を多く含む試料を解析することも可能ですので、詳細についてはお問い合わせください。
納期 |
30検体未満の場合:検体到着後60日程度
検体数が多い場合や短納期をご希望の場合はご相談ください |