メディエータースキャンは、いわゆる“脂質メディエーター”の代表的な物質群である、オキシリピン類、リゾリン脂質類、ステロイド類を含む、計400種の脂溶性代謝物を網羅的に解析するプランです。
“脂質メディエーター”は、非常に多様な生理機能に関わることから、免疫や炎症に関連する病気(喘息、じんましん、 リウマチ、多発性硬化症、肺線維症、炎症性腸疾患、アトピー、食物アレルギーなど)のほか、生活習慣病(糖尿病や動脈硬化など)、がん、認知症といった様々な疾患の病態解明やバイオマーカー探索の目的に最適です。
また、プラン単体での解析実施だけではなく、アドバンストスキャンやベーシックスキャンなど、水溶性・イオン性代謝物質のメタボローム受託解析プランと組み合わせることで、高感度かつ高い網羅性の解析を行うことができます。
結果は解析報告書にまとめます。また、Excelデータも納品いたします。
解析報告書には、以下のものが含まれます。
- 検出されたピークの検出値(標準化面積値)
- 主成分分析(PCA)、階層的クラスタリング解析(HCA)結果のヒートマップ
- オキシリピン類、ステロイド類など、測定結果を代謝経路に描画したパスウェイマップ