こんにちは、バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。大阪の大阪国際会議場とリーガロイヤルホテルで2010年9月2日(水)から24日(金)まで行なわれました第69回日本癌学会学術総会に参加してきました。
癌学会は規模が大きく、大小合わせると16のセッションが同時進行し、基礎から臨床まで非常に多くの研究発表が活発に行なわれていました。
がん研究は、非常に多岐にわたって細分化されており、基礎・臨床共にそれぞれの分野では研究が進んでいますが、それらの成果を統合して患者への治療の現場に活かされているとは言い難い状況でした。がん研究は、研究領域が広すぎるので、今の段階では仕方がないのかもしれません。
今回はオミクスががん研究にどのように活かされているかに注目して参加しました。…
こんにちは、バイオマーカー・分子診断事業部の藤森です。山形県鶴岡市のグランドエルサンで9月9日(木)から1日(土)まで行なわれた第5回メタボロームシンポジウムに参加してきました。
口頭発表は、一般セッション、植物セッション、栄養セッション、医療セッションでの発表がありました。今年度の特徴としては、栄養セッションが新たに追加されたことでした。…
今年の学会は2年に1度の植物メタボローム学会との同時開催ということもあり、過去最大の740名の登録がありました。およその内訳は、南北米から100名、アジア100名、残りはヨーロッパが中心で、アフリカ、中近東からの参加もありました。やはりEU中心の学会でしたが、参加国は40数カ国に膨れ上がり、全般に活況でメタボロームの第2ステージの幕開けを実感できた学会でした。今回で3年連続参加したので、最近の変化と言う観点から今年の印象を以下のようにまとめてみました。…
こんにちは。先週は私、「はやぶさ」君に泣かされ、「イカロス」の勇姿に感動し、と「天上の出来事」(実際はPCのモニター内ですが…) から目が離せない一週間でした。ところがどうやら、世間はワールドカップの話題で持ちきりな様子。一人で興奮してJAXAの偉業をまくし立てたところで、あれ、なんでしょう?この冷めた視線と雰囲は…己のトレンドが予想以上にマイナーなポジションあったことに気付く今日この頃、B&Mの大賀です。
サッカー日本代表の応援は全くのにわかファンですが、カメルーン戦に続き、オランダ戦でも前評判を覆す戦いぶりでしたね。「惜しい~」というチャンスが何度もあっただけに悔しいです!この週末のデンマーク戦でも、世界ランキングとやらを飛び越えた試合が期待できるでしょうか?柄にもなく、みんなとテレビ観戦してみようかな、なんて思っています(でも夜中の3時です・・・)。…
こんにちは、B&M の大賀です。先週は名古屋で開催された『第61回 日本東洋医学会総会』に参加してきました。
東洋医学、特に漢方については以前から個人的な興味もあったのですが、メタボロミクスが活躍できる分野としての期待も持っています。実際にお隣の国、中国や韓国を中心に、この分野に於けるメタボロミクス研究の成果は増えつつあります[1,2]。
一方、本邦では現在のところ、まだ漢方医療の研究とメタボロミクスが密接には繋がっていないように感じています。そこで、現在の東洋医学にはどういった課題があるのか、またその中でメタボロミクスをどう活用できるか、という点を勉強してきました。…
バイオマーカー・分子診断事業部の山本です。5月21日,22日に、統計数理研究所で行われた、日本計量生物学会に参加してきました。
この学会に参加した理由は、共同研究の際にメタボロミクスのスタディの設計で医学統計の知識が必要だと感じていること、数ヶ月前に共同研究をしている某先生からお酒を飲みながら『お前は疫学を勉強しろ!』と言われたこと、また昨年度の学会がインフルエンザで無くなってしまってそのリベンジ、などが色々と重なった結果、参加することにしたのでした。…
こんにちは、バイオメディカルグループの篠田です。HMTにとって、バイオマーカー開発は非常に重要な事業の柱です。そこで、情報収集のためにBiomarker World Congress 2010に参加せよとのお達しを受け、はるばる米国・フィラデルフィアまで行って参りました。
会場ははフィラデルフィアの中心部のホテルで、ニューアーク国際空港から、電車で1時間ほど揺られて到着です。成田からはトータル14時間ほどでしょうか。
初日の午前中は、バイオマーカーのアッセイ系構築の、3時間にわたるレクチャー・コースに参加しました。主にタンパク質マーカーをハイスループットにアッセイする話で、高感度の抗体作成はもとより、基準となるreference standardsの妥当性検証の説明に多くの時間が割かれ、ピュアなスタンダードが準備しやすい代謝物質など低分子バイオマーカーの開発上の利点を認識しました。…
こんにちは、井元淳です。先週はセミナーツアーをお休みして、9日~12日までパシフィコ横浜で行われた分子生物学会に出展してきました。相変わらず人が多く、お祭りのようでした。札幌のセミナーに参加してくださった方に再会した時には驚きましたが、先生も覚えていてくださり嬉しかったです。このような出会いはなかなかないと思いますが、分生では懐かしい顔に会えるのも一つの楽しみですね。…
こんにちは、分析グループの藤森玉輝です。理化学研究所植物科学の近くにある横浜市立サイエンスフロンティア高等学校で行われた第4回メタボロームシンポジウム(11月18日~19日)に参加してきました。
口頭発表は、基盤技術・分析手法で5件、インフォマティクスで5件、医療・医薬で8件、リピドミクスで4件、微生物・寄生虫で5件、植物で5件ありました。ポスター発表は、私の主観で分野を分けますと、基盤技術・分析手法で5件、インフォマティクスで9件、医療・医薬で9件、リピドミクスで3件、微生物・寄生虫で3件、植物で21件ありました。扱っている生物で区分けしますと、微生物・寄生虫が少なく、植物が多い印象を受けました。弊社では、口頭で大橋、ポスターで永嶋、山本、佐々木が発表を行いました。…
HMTの井元淳です。先週末は代々木公園にピクニックに行ってきました。天気が良かったせいか、いつも以上に人が多かったような気がします。街中ならともかく、公園まで混み合っているなんて、東京はすごいですよね。
11月16日に山形県鶴岡市で第1回慶應先端研CE-MSメタボロミクス研究会が開催されました。研究会は定員以上の参加者が集まり、本会場に入りきれない人のために中継会場も用意されていました。HMT先導研究助成の採択者の方も参加されました。
私の印象では、最近参加した他の展示会やセミナーに比べ、製薬企業の方が多く参加していらっしゃったと思います。研究会は半日だけと短い時間でしたが、発表の内容はCE-MSメタボロミクスのオーバービューから医薬分野への応用、分析装置の開発まで多岐にわたっていました。メタボロミクスの中でもCE-MSに特化した研究会であったのに関わらず、線虫を用いた基礎的な研究から薬剤の効果まで、アプリケーションの幅広さがよく分かるラインナップとなっていたと思います。
研究会後の懇親会では、「いろんな人と話をしていたらすぐに時間が経ってしまって何も食べられなかった・・・」とおっしゃっていた助成採択者の方もいらっしゃるほど意見交換が活発に行われていました。ベースが同じCE-MSメタボロミクスであることから、話も合いますし、親近感もわくからでしょうか。
11月から12月にかけて、「研究者のためのメタボロミクス基礎と実践セミナー」を全国9か所で行います。研究者が出向いてセミナーし、セミナーの最後には個別に質問にお答えするコーナーも設けておりますので、ぜひご参加ください。詳細は[ セミナーウェブサイト ]をご覧ください。
11月18、19日の[ 第4回メタボロームシンポジウム ]では、バイオメディカルグループ大橋、バイオインフォグループ山本、分析グループ佐々木、事業開発部永嶋淳が発表を行います。…