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※申込締切:4月26日(日)
ウェビナー概要
2025年3月に配信し、大変ご好評をいただいた下記の講演を再配信いたします。
セミナーご参加後、アンケートにご回答いただくと講演資料をダウンロードいただけます。
なお、再配信のため講演内容に関するご質問にはお答えできませんのでご了承ください。
大阪大学大学院工学研究科 准教授
山野-足立 範子 先生
「メタボローム解析を活用したバイオものづくりのための新規宿主細胞の開発」
= 要 旨 =
Chinese hamster ovary(CHO)細胞は、雌のチャイニーズハムスター(Cricetulus griseus)の卵巣から1957年に樹立され、現在も組換えタンパク質であるバイオ医薬品の宿主細胞として産業利用されている。チャイニーズハムスター肺組織より新たに樹立したChinese hamster lung(CHL)-YN細胞(理化学研究所バイオリソースバンク:RCB5004)は、従来のCHO細胞と比較して約2倍速く増え、組換えタンパク質である糖タンパク質をより早く生産することが可能であり、これまでに海外の大手製薬企業を含む複数の企業に本細胞を導出している。本講演では、メタボローム解析より明らかにした本細胞の特徴についてお話しする。抗体生産CHL-YN細胞および抗体生産CHO-K1細胞を用いて、グルコース濃度が一定に制御されるように流加培養を行い、細胞増殖期の異なる4段階(増殖速度の違いにより日数は異なるが、それぞれ誘導期・対数期・静止期・死滅期に対応)でメタボローム解析を実施した。その結果、CHL-YN細胞ではアルギニンとメチオニンがより多く消費されることが明らかとなった。アルギナーゼ2を発現していないCHO-K1細胞では、アルギニンからオルニチンに分解することができないが、CHL-YN細胞の培養においては、細胞内外のオルニチンの量が増加した。さらに、システイン生合成の前駆体であるシスタチオニンは、CHL-YN細胞培養時の細胞内・細胞外において共に高い濃度で検出されたが、CHO-K1細胞では検出されなかった。これらの結果から、CHO-K1細胞と異なり、CHL-YN細胞では細胞内でオルニチンとシスタチオニンが生産されることが示唆された。メタボローム解析により得られたこれらの結果は、トランスクリプトーム解析で得られた結果とも一致する内容であった。以上のように、メタボローム解析を実施することで、新規細胞の特徴をより深く理解し、バイオものづくりの向上を目指した次の戦略を考えることが可能となる。今後、CHL-YN細胞の速い増殖メカニズムが明らかになり、また、最適化された培養方法が確立されることにより、本細胞の需要がさらに高まることが期待される。
日程・参加費用
| 日程 | 2026年 4月 6日(月)~ 4月 26日(日) |
| 申込締切 | 2026年 4月 26日(日) |
| 参加費用 | 無料 |
| 配信方法 | オンデマンド配信 |
・お申込みされた方は期間中いつでも講演動画の視聴が可能となります。
・弊社(HMT)競合他社様からのお申込みはお断りさせていただく場合がございます。予めご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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ご視聴までの流れ

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4/6(月)10:00以降に視聴用URLをクリックするとご視聴いただけます。
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hmt_seminar [ @ ] humanmetabolome.com
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講演者情報(2025年3月ご講演当時の情報となります)
山野-足立 範子 先生
【ご所属】
- 大阪大学大学院工学研究科 准教授
【ご略歴】
- 2010年3月 大阪大学大学院生命機能研究科生命機能専攻 博士課程修了 博士(理学)
- 2010年4月 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 学術研究員
- 2014年3月 徳島大学大学院生物資源産業学研究部(旧・ソシオテクノサイエンス研究部)特任助教
- 2017年4月 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 主任研究員
(2017年12月より大阪大学大学院工学研究科 特任助教:クロスアポイントメント制度) - 2018年8月 大阪大学大学院工学研究科 助教
- 2022年4月 大阪大学大学院工学研究科 准教授
現在に至る