第1回参加型メタボロミクスセミナー「メタボロミクスと醗酵微生物」のレポートは[こちら]
近年メタボロミクスはその有用性が認められ、製薬・医療・食品・エネルギーなど様々な分野への応用が始まっています。特に製薬分野においては、作用機序解明や毒性バイオマーカーの探索など、メタボロミクスの重要性は急速に高まっています。
本セミナーでは、非侵襲的に採取でき、臨床研究において利用されることの多い尿をモデルケースとして取り上げます。ドリンク剤摂取前/後の尿中の代謝物質を解析することで、ドリンク剤摂取の影響による代謝物質の挙動を明らかにし、CE-TOF MSによるメタボローム解析の実力を肌で感じていただくことができる内容となっております。
1日目は、参加者の皆様ご自身に試料を提供いただき、CE-TOF MS分析に供するための前処理および測定を行っていただきます。2日目には測定で得られたデータをもとに、大規模メタボローム・データの解析に触れていただきます。弊社バイオメディカルグループマネージャ大橋からは、製薬や医療分野におけるメタボロミクスの応用事例の詳細な解説をいたします。
セミナーを通じてメタボローム解析技術について、理解を深めていただければ幸いです。皆様の御参加を心よりお待ち申し上げます。
日程・会場
- 日時
- 2009年2月5日(木) 14:00 ~ 6日(金) 12:00
- 会場
- ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 本社研究所
〒997-0052 山形県鶴岡市覚岸寺水上246-2
(庄内空港-会場間 (ANA895便、ANA898便)、会場-宿泊施設間の送迎をご用意しております) - 対象
- 製薬分野の研究者の方
定員 10名 - 費用
- 参加費・宿泊費無料
(恐れ入りますが交通費はご負担ください)プログラム
1日目 13:05- 庄内空港より移動 (ANA895便に合わせて送迎をご用意しております) 13:30- 受付開始 14:00-14:15 開会のごあいさつ 14:15-16:00 採尿(1回目)および前処理
ドリンク剤摂取前の尿を採取し、採尿後にドリンク剤を摂取していただきます。採取した尿の前処理、CE-TOF MSによる測定を行い、実験を通じて前処理法や測定機器の説明をいたします。
※検体は個人が特定されないよう処理を進めます。16:00-16:45 先端生命科学研究所メタボロームラボツアー
最先端の分析装置を多数備えるメタボロームキャンパス内にある慶應義塾大学先端生命研究所メタボロームグループの施設を見学するラボツアーを行います。16:45-17:00 採尿(2回目)
ドリンク剤摂取後2時間の尿を採取していただきます。17:00-17:10 休憩 17:10-18:00 製薬・医療分野におけるメタボローム解析の応用事例
バイオメディカルグループ マネージャー 大橋由明
メタボローム解析はバイオ・分析・ITの技術が統合され初めて可能になります。昨今、製薬・医療分野では、メタボローム解析の急激な需要増大が起こり、研究機運が高まっています。そこで今回は、メタボローム解析の製薬分野への最新応用事例をご紹介させていただきます。18:00-18:30 宿泊施設へ移動 19:30- 懇親会 2日目 9:00-9:30 宿泊施設より移動 9:30-10:30 尿中代謝物質の挙動の確認
データ解析フロー全体を、実際に1日目に測定したデータを用いて解説いたします。あわせてデータの解釈や統計解析等についてもご説明します。10:30-10:40 休憩 10:20-11:20 ディスカッションおよび質疑応答
弊社での尿メタボローム解析の実績をご紹介した後、メタボローム解析全般、実験デザイン、測定データの解釈等について、ディスカッションを通して考察していただきます。11:20-11:50 閉会の挨拶 12:00- 庄内空港へ移動(ANA898便に合わせて送迎をご用意しております) セミナーについてのお問い合わせ
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
営業・マーケティング部
石川 玄
03-3562-7117