2026年1月開催
富山大学
片岡直也 先生 特別講演
「臨床不整脈とミトコンドリア・オートファジー障害:
メタボローム解析から見えた新たな病態」

2026年1月22日HMTウェビナー「臨床不整脈とミトコンドリア・オートファジー障害:メタボローム解析から見えた新たな病態」

お申込みはこちら 
※申込締切:1月22日(木)14:00

ウェビナー概要

富山大学 第二内科 助教
片岡 直也 先生の講演をお送りします。

臨床不整脈とミトコンドリア・オートファジー障害:
メタボローム解析から見えた新たな病態

= 要 旨 =
心房細動は高齢化に伴い増加する最も頻度の高い頻脈性不整脈であり、根治療法であるカテーテルアブレーション後の再発が依然として臨床上の課題である。特に、アブレーションから1年以降に生じる遠隔期再発は、心房筋リモデリングに起因すると考えられるが、その病態やサロゲートマーカーは確立されていない。我々はこれまで、酸化ストレスマーカーである尿中イソキサントプテリンが再発を予測することを報告した(J Arrhythm. 2023)が、その代謝基盤は不明であった。そこで本研究では、アブレーション症例の血液検体を用いたノンターゲティング・メタボローム解析を実施した。その結果、再発群ではγグルタミルジペプチド類の低下が認められ、ミトコンドリア・オートファジー(Mitophagy)異常の関与が示唆された。さらにMitophagyマーカーである末梢血Parkin濃度は、特に遠隔期再発を有意に予測した(Eur Heart J Open. 2025)。本講演では、メタボローム解析を起点とした病態解明の過程と、今後の治療応用の可能性について概説する。

 

日程・参加費用

日程
2026年 1月 22日(木)14:00~15:00
使用するツール
Zoom
定員
先着順 500 名
参加費用
無料

・お申込みされた方は1月25日(日)までの期間限定で「見逃し配信」のご視聴が可能となります。
・弊社(HMT)競合他社様からのお申込みはお断りさせていただく場合がございます。予めご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。
・参加用URLの他者への共有はお控えください。

当日までの流れ

ウェビナー当日までの流れ
本ウェビナーはZoomのWebinar機能を使用いたします。
Zoomをお使いになるための準備及び通信環境等のご確認は、事前にお客様ご自身で行ってください。

お申込み

下記お申込みフォームより受付しております。
お申込みはこちら 
※申込締切:1月22日(木)14:00

講演者情報

片岡 直也 先生

【ご所属】

 
富山大学 第二内科 助教
 

【ご略歴】

 
2007年 富山大学医学部卒業
2007年 富山大学附属病院 臨床研修医
2009年 富山大学第二内科 医員
2010年 新潟県厚生連 糸魚川総合病院 内科医員
2011年 富山大学大学院 医学薬学研究部内科学第二 (2015年3月学位取得(博士))
2015年 富山ろうさい病院 内科医長
2016年 国立研究開発法人国立循環器病研究センター 専門修練医
2018年 国立研究開発法人国立循環器病研究センター 医師(常勤)
           国立研究開発法人産業技術総合研究所 主任研究員(クロスアポイント制度)
2019年 富山大学第二内科 診療助手
2020年 富山大学第二内科 助教(現職)

【専門医・資格】

  • 日本内科学会認定総合内科専門医
  • 日本循環器学会認定循環器専門医
  • 日本不整脈心電学会認定不整脈専門医
  • ICD/CRT研修修了

【所属学会】

  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心臓病学会
  • 日本不整脈心電学会 評議員・東海北陸支部役員/li>
  • 日本心不全学会

【受賞歴】

  • 2016年 日本心臓病学会 Young Investigator’s Award 優秀賞
  • 2018年 国立循環器病研究センター レジデント・アワード 最優秀賞(小川賞)