2020年12月開催
北海道科学大学 若命浩二先生 特別講演
「天然素材成分を包括的に可視化するWpm解析 ~メタボローム解析による医薬品・栄養・食品の開発へ~」

2020年12月9日HMTウェビナー「天然素材成分を包括的に可視化するWpm解析」

 本ウェビナーのアーカイブ動画を、
HMTメールニュース会員限定 動画コンテンツとして公開しています。
HMTメールニュース会員限定 
 
HMTメールニュースの登録をご希望の方はこちら

ご好評につき定員を300名まで増加いたしました!

ウェビナー概要

北海道科学大学 若命 浩二 先生の特別講演をお送りします。

天然素材成分を包括的に可視化するWpm解析
~メタボローム解析による医薬品・栄養・食品の開発へ~

= 要 旨 =
現行のメタボローム解析の技術は、生体中代謝物の網羅解析が目的だが、得られるデータ量は膨大で、結果の利用範囲も医薬学、栄養学の専門分野に限定されがちでした。
そこで、我々は、天然素材、食品栄養成分にターゲットを絞った解析の手法に着手しました。その結果、メタボローム解析の結果をグラフなど視覚的に分かりやすくまとめ、測定した検体に付加価値を与えることのできるソフトウェア(Wpm解析)を開発しました。
このWpm解析のメリットとして、非常に少量の検体サンプルを用いて、約1200種類のアノテーションリストの中から同定された成分の構成や変化を効率よくデータ化することが可能となります。

たとえば以下のような分析に応用されます。

  • 医薬品シーズの探索
  • 食物・果実などの生育状況のチェック
  • 加工食品などの品質保証、製品開発への応用
  • 未知の成分の探索

これまでの分析の具体例として、
トマト果実、クマザサの季節による成分変化/モロヘイヤの産地による成分変化/白雪茸の抽出方法による成分変化/プラセンタ中のペプチド分析/桑葉、ハトムギの健康食品への応用
などを実施しており、本セミナーではこのような事例を交えてご紹介したいと思います。

※本研究は、公益財団法人北海道科学技術振興センター(ノーステック財団)の「2019年度研究開発助成事業(スタートアップ研究補助金)」の採択を受けました。

講演内容に関するご質問にはお答えできない場合がございますのでご了承ください。

 

日程・参加費用

日程
2020年 12月 9日(水)14:00~15:00
使用するツール
Zoom
定員
先着順 150 300名
参加費用
無料

弊社(HMT)競合他社様からのお申込みはお断りさせていただく場合がございます。予めご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。
参加用URLの他者への共有はお控えください。

 

当日までの流れ

ウェビナー当日までの流れ
本ウェビナーはZoomのWebinar機能を使用いたします。
Zoomをお使いになるための準備及び通信環境等のご確認は、事前にお客様ご自身で行ってください。

 

講演者情報

若命 浩二 先生

【ご所属】

  • 北海道科学大学 薬学部 准教授
  • 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 客員研究員
  • 一般社団法人 日本抗加齢医学会 評議員

【ご略歴】

  • 1993年 北海道薬科大学大学院 薬学研究科 修士課程 修了
  • 1994年 株式会社アミノアップ化学 研究部
  • 2000年 博士(医学)取得(獨協医科大学)
  • 2001年 獨協医科大学 非常勤講師
  • 2006年 米国テキサス州立大学 ヒューストン校ヘルスサイエンスセンター医学部外科学 研究員
  • 2011年 独立行政法人医薬基盤研究所 客員研究員(現在に至る)
  • 2014年 立命館大学生命科学部 客員研究員
  • 2014年 北海道薬科大学 薬学部 准教授
  • 2018年 北海道科学大学 薬学部 准教授(現在に至る)