HMTウェビナー|2025年2月開催
ヤマサ醤油株式会社 石毛和也先生 特別講演
「5’-CMP (5’-シチジル酸) の肌に対する多彩な機能性:リピドミクス解析によって見えてきたその作用機序の全体像」

2025年2月20日HMTウェビナー「5'-CMP(5'-シチジル酸)の肌に対する多彩な機能性:リピドミクス解析によって見えてきたその作用機序の全体像」

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※申込締切:2月20日(木)14:00

ウェビナー概要

ヤマサ醬油株式会社 医薬・化成品事業部
石毛 和也 先生の講演をお送りします。

5’-CMP(5’-シチジル酸)の肌に対する多彩な機能性:
リピドミクス解析によって見えてきたその作用機序の全体像

= 要旨 =
5’-CMP(5’-シチジル酸)はDNAやRNAの構成単位であるヌクレオチドの一つであるが、細胞膜の主成分であるリン脂質の生合成に欠かせない原料でもある。主要なリン脂質であるホスファチジルコリンはCDP-コリンを前駆体として生合成されるが、その出発基質として5’-CMPが必要となる。5’-CMPは母乳中に他のヌクレオチドと比較して突出して多く含まれ、乳幼児の腸管上皮バリアの発達に重要な役割を果たしている。そして、この5’-CMPは皮膚に対して多彩な機能性を発揮する。皮膚老化の起点となる紫外線暴露時の表皮における炎症を抑制すると共に、表皮角化細胞を介して真皮線維芽細胞に作用してⅠ型コラーゲン産生を促進する。12週間の経口摂取でのヒトRCT試験(被験者は肌の乾燥を自覚する20~50代の男女)において、5’-CMP摂取群では、プラセボ群と比較して肌の赤みやシミが有意に抑制され、皮膚のたるみが有意に改善した。また、12週間の外用塗布でのヒトRCT試験においては、5’-CMP配合化粧品の塗布群にて、プラセボ基剤の塗布群と比較して目尻ジワが有意に改善した。では、5’-CMPはどのようなメカニズムでこのように多彩な機能を発揮するのであろうか。本セミナーでは、リピドミクス(マルチリン脂質解析)の手法などで5’-CMPの肌に対する多彩な機能性のメカニズムにアプローチし、そこから見えてきた作用機序の全体像について議論したい。

日程・参加費用

日程 2025年 2月 20日(木)14:00~15:00
使用するツール Zoom
定員 先着順 300 名
参加費用 無料

・お申込みされた方は2月24日(月)までの期間限定で「見逃し配信」のご視聴が可能となります。
・弊社(HMT)競合他社様からのお申込みはお断りさせていただく場合がございます。予めご理解ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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当日までの流れ

ウェビナー当日までの流れ

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講演者情報

石毛 和也 先生

【ご所属】

  • ヤマサ醬油株式会社 医薬・化成品事業部

【ご略歴】

  • 1993年 名古屋大学農学部卒
  • 1995年 名古屋大学大学院農学研究科博士前期課程修了
  • 1995年 ヤマサ醤油株式会社入社
  • 2001年 博士号(農学)取得(名古屋大学大学院農学研究科)
  • 2002年~2003年 スタンフォード大学医学部(ポスドク留学)
  • 2010年 ヤマサ醤油株式会社 医薬・化成品事業部 バイオフロンティア研究室長
  • 2014年 同事業部 生物工学研究室長(現職)

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