お久しぶりです、HMTの井元淳です。相変わらず東京は暑いですね。
今年もHMTこども科学実験教室を開催しました。去年の反省を生かし、今年は早くから実施計画を立て始め、募集期間を1カ月近くとることができたので、募集定員の30名を超える方にお申込みいただきました!
実験は、シリンジを二つ繋げて水圧装置を作り、水圧を利用して荷台を上げ下げすることができるクレーンを組み立て、「パスカルの原理」を学ぶというものです。今年も社員がボランティアスタッフとして実験のお手伝いをしました。3回目ともなると、だいぶん慣れてきました。…
今回は、徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部で細胞を使った抗体医薬の生産について研究なさっている大政健史先生にお話を伺いました。前篇・後篇に分けてお届けします。
大政先生は生物化学工学の分野で研究を続けてこられており、現在は経済産業省の「個別化医療に向けた次世代医薬品創出基盤技術開発(国際基準に適合した次世代抗体医薬等の製造技術)」のプロジェクトリーダーもしていらっしゃいます。
―初めに、先生のご研究について簡単に説明していただけるでしょうか
私の専門分野は生物化学工学で、生物を使って何かものつくりをするということに関わる様々な技術的な開発をしています。…