HMTの井元淳です。やはり鶴岡はとても寒かったです。
10月30日から11月1日まで第3回メタボロームシンポジウムが山形県鶴岡市で開催されました。定員120名のところ、227名の参加があり、講堂からあふれるほどの盛況でした。今回は医薬、医療分野への応用という限定されたテーマにもかかわらず、227名もの方が参加されたということはメタボローム解析の有用性が認められてきたしるしではないでしょうか。 最近、急速に注目されてきている食品、エネルギ分野なども含めると、収集がつかないくらいの参加者になっていたのではないかと思います。
メタボロミクスに特化したシンポジウムだけあり、どの演題も大変興味深いものでした。サーカディアンリズムや植物の根からの滲出物の解析など様々な分野にメタボロミクスが応用され、確実に成果をあげてきていることを感じました。…
研究開発本部の山本です。前篇では、実は「ローディング」と言われているものの定義が場合によって異なり、因子負荷量をデータの解釈に使用する場合は相関係数として取り扱うと解釈しやすいというお話をしました。
今回は実際に、MetaboAnalystの因子負荷量の結果と、相関係数で定義される因子負荷量の結果を比較してみましょう。…
社長の菅野です。バイオ業界のトレンドを把握するために、昨年ボストンで開催されたBIO2012に引き続き、シカゴで開催されたBIO2013に参加してきました。
会場が広いためか、展示会場やパピリオンは人が少なく少し活気に乏しかったという印象がありましたが、ビジネスフォーラム会場は活気があり、バイオというテーマでこれだけの人が集まってビジネスできていることに感激しました。
BIOはパートナリングが主目的のイベントなのでミーティングブースが約500も用意されているのですが、ほとんど埋まっているのはすごいです。主催者は「25,000ミーティング」と謳っています。このほかにも、各社・各地域のパピリオンにもミーティングブースがありますから、ミーティングの数は相当数に達していたでしょう。
いろいろなキーワードから読み取ると今年の主テーマは以下の3つだったのではないでしょうか。…